>[Re:9] なみさんは書きました : 
> このキットでは、カラムを用いません。 
> 可溶化した上清を、50ml遠心チューブに入れ、 
> それに直接ニッケルの精製水入り粒子を入れます 
> (真っ黒) 
 
黒い粒子そのものがNiと思っているわけではないと思いますが、 
念のため。 
お使いのものは、鉄や酸化鉄(磁石に強く吸着するので)を(強化)アガロース 
や、何か化学的なポリマーでコートして、その外にNiイオンを吸着 
(キレート)するケミカルを共有結合させているものだと思います。 
カラムは鉄や酸化鉄は使っていませんが、(強化)アガロースなどの 
支持体にNiイオンを吸着(キレート)するケミカルを共有結合させている 
ので原理は一緒で、カラムで起こることは、ビーズでも同様に 
起こりうると考えてください。 
 
> そしてチューブをマグネットスタンドにたてて、ニッケルを 
> マグネット側においやって液体を捨て、 
> 10mMイミダゾールでウォッシュして、 
> (この濃度だとニッケルはヒスチジンから離れないらしい) 
 
これは要注意です。一般論としてだいたい10mMなら大丈夫だろうと 
と言う事ですが、外れることもあると思ってください。ですから、 
10mMで洗った時に、はずれてないかチェックが必要です。 
これも念のため 
 
 
> その後500mMイミダゾールを加えてマグネットスタンドにたて、 
 
> 原因 
> 色々考えたのですが、可溶画分にはしっかりきているようなので、 
> 溶出の段階かと考えています。 
 
どこまでチェックしたかはおいといて、多分吸着したままでしょうね。 
解決方法は、得られたタンパクを何に使うかによって違ってくる可能せい 
があります。 
変性条件下でいいなら、ウレア6M入りのイミダゾール500mM溶液で溶出して 
見てください。変性したくないなら、TRITON-X100 1%とかデタージェント 
入りの(もし使ってないなら)イミダゾール溶液とか使えるかもしれません。 
デタージェントを使うなら、ビーズに吸着させる時から入れておいた方が 
無難かと思います。 
このような意味で、条件とか目的とか示せる範囲で正確に書いてほしいと 
前回に書いたのですが、、、、 
 
バッファーは添付のものとか、プロダクトマニュアルの方法そのまま使って 
いるのでしょうか、、、 
 
Magne-Hisはプロメガのようですね。シグマも似た商品を出しているようですが、、、 
どっち何だろう、、、、 | 
      
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