この場合はプールするより、ここで見た方がいいのかと
わたしは思います(ただしnを大きくしたくないばあいは
プールにするかもしれませんね)。
例えば同じ系統のマウスで
若い時と、老齢のときで比べるというのであれば、
プールするのを選ぶかもしれません。
マイクロアレーは依頼するのでしょうか、それとも
あなたの研究室でするのでしょうか?
データーの安定性はスキル、環境やサンプルによって
大きく違ってきます。依頼するのであれば、依頼先
に相談するのがベターと思います。依頼先の感覚
を優先させた方がいいかと思えるからです。
研究室でやるのであれば、過去のデーターなどから、
起こりうるエラーを考えてnやサンプルの調製を
考えるのがいいかと思います。
あとは実験の方針によるかと思います、差があり
そうな遺伝子を見つけるだけが目的であれば、
極端な話n=1でもいいと思います。あとで、
RTPCRなどで検証して、そのここの遺伝子
について調べていくなら、一種のスクリーニング
ですから。遺伝子のクローニングでクローニング
の再現性をとることはあまりないのと同じ感覚です。
n=1で良いと思える時はなるべくn=2にしておく
と感覚的には思ってます。
この時は流石に1個体でづつの比較では個体差を吸収
できないと思いますので、プールになると思います。
デメリットは個体間で下がったり上がったりする、
挙動が一定しないものが、平均で出てくるため、
一見上がっているようにみえても、そうでない
マウスもいるといった可能性でしょうか。
それを避けるならとりあえず3個体(少なくとも2個体)づつで
比べてみるのがいいのかと思えます。
で、データーの精度が目的にかなっているか
考えて増やすかどうか考えてみればいいかと思います。
ただ、サンプリングでなやむかもしれませんね。
雄雌をそろえるとか、どの時期にするとか、、
これはいじった遺伝子の問題なので、一般か
できませんが、、。
マイクロアレー上のデーターでいろいろ解析する
可能性を考える時はもう少し慎重な方がいいかと思います。 |
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