私は子宮を扱っているのですが、似たような管腔形態の臓器ですからあるいは参考になるかも知れません。
マウスやラットから子宮上皮を回収する際には、両端を切り落として筒状にした子宮を反転し(管腔上皮が外側に来ます)、コラゲナーゼor dispaseなど基底膜消化作用のある酵素液に浸けて37度で30分ほど反応させた後に軽く揺すると上皮がシート状に剥がれてきます。
もし反転が難しければ(しかし、消化管は子宮より反転は楽なはずです)、管腔の片端をクランプし、中に酵素液を入れ、もう一端もクランプして放置。その後、クランプを外してPBS等を数回通してやれば、同様に上皮シートが取れます。
消化管でも使用できる手技では?参考になればいいのですが。 |
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