●臓器の調製方法についてです
脾臓・腸管膜リンパ節
@マウスから脾臓を摘出後、RPMI1640培地中でメスを用いて破砕
Aメッシュで濾し、1200 rpm 4 min遠心
B上清を捨てた後にLysis bufferで懸濁
C1200 rpm 4 min遠心
D上清を捨て、PBSで洗浄 1200 rpm 4min遠心×2回
E10%FCS入り培地にいれて終了
パイエル板
@パイエル板がある部位を約1〜2cmのサイズで腸を切断し培地で洗浄
A腸からパイエル板をハサミで摘出し、培地中でメッシュで挟みプランジャーの先でつぶす
Bメッシュで濾し、1200 rpm 4 min遠心
C上清を捨て、培地で洗浄 1200rpm 4min遠心×2回
D10%FCS入り培地に入れて終了
このような方法を用いて調製しています。
また、粘性のある物質がみられるときは、PBSや培地で洗浄する際に、さらにメッシュで濾しています。
●高齢のマウスを用いることについて
以前実験していた際は、若いマウスから脾臓を摘出していましたが、
今回は様々なリンパ節を探してリンパ球をとることのみを目的としていたので、高齢のマウスを用いました。また、高齢のマウスは解剖した際に、若いマウスより脂肪分が多くみられ、臓器全体にも余分な脂肪などが混ざってしまっていて粘性のある物質がでてきてしまうのではと思いまして突飛押しもないことを書いてしまいましてすいません…。
●パイエル板について
より多くのリンパ球をとれるようにしたいのですが、どなたか、実際に実験に用いている方がいらっしゃいましたら、ぜひご意見をいただきたいとおもいます。よろしくお願いします。 |
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