現在封入体に入ると知られているタンパクの精製を行っています。
IPTGでタンパク発現を誘導させて遠心、上清を除去後、凍結融解2回、ソニケーションバッファー下でソニケーション(30秒)を行い、遠心10000rpm, 15分を行っています。
ここで問題なのですが、遠心後、上清とペレットの中間層にふわふわとしたどっちの層にもなりきれていない層ができてしまいます。
目的のタンパクが封入体に入るはずなので、ペレットのみをグアニジンで溶かしたいのですが、このふわふわとした中間層が混ざってしまいます。
また、念のため上清に目的のタンパクがいないかSDS-PAGEで確認するため上清のみを採取しようとしてもこの中間層が混入してしまいます。
また、先日これらのサンプルでSDSーPAGE+ウエスタンを行ったところ、目的のタンパクが上清の方に大量に認められてしまいました。
中間層(実は不溶画分?)が混ざったためなのか、ソニケーションをかけすぎで一見可溶化し上清中に存在してしまったのか、など考えています。
この遠心後のふわふわした中間層を経験された方はいらっしゃいますか?
もう一度遠心をかけてもやはりこの中間層が消えないのですが、これはどういう画分なのでしょうか?
また、封入体に入るはずのタンパクが、今回のように上清中に認められた原因はソニケーションによるものなのでしょうか? |
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