はい。非特異的なシグナルは出でこまったことはそんなに多くはないので、どっちかというとまえに書いた競合実験は見えてるももが本当に抗原蛋白質かということを確認するためにやってました。非特異的なものが消えることはなかったようにおもいます。もし似ている蛋白質と反応してるなら、それは非特異的反応とは少し意味が違うかもしれません(交差反応とかいうのでしょうか)。自分の望む抗体自体はちゃんと働いていて、一緒に出来た望まない抗体が何か変なことしてるわけではないのですから。あと抗体の種類によらず非特異的バンドはよく50ー60KDくらいを中心にスメア引きながら数本出てくるのをよく見るのですがどうでしょうか。最近あれケラチンではないかとおもうのですが。免疫するときや、抗原エマルジョン調製や(あるいは抗原の精製の過程)で術者の手などから毎回混入して、免疫されてしまい抗ケラチン抗体も作っているのではと。というのがSPFで免疫してたとき(手袋帽子専用白衣マスク着用の状態)は、なんかたいてい良質の抗体が取れていたような気がするのです。もちろんこうした問題があっても抗原カラムで抗体を精製すれば解決するとおもいますが。 |
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