抄録提出時と発表の時期の時間的なラグを考えれば、その間に研究が進展して結論が変わることは何もおかしなことではないし、実際、シニアの人でもそういうことはあります。だから未熟でもなんでもありませんし、抄録と違うことが取り立てて問題になるということはないでしょう。学会抄録はどの話を聞きにいくか考える際に参考にする案内みたいなもので、後に残るような研究の記録ではないのです。
ただなにもいわないでいきなり抄録とちがう話をすると、抄録を見て聞きにきた人がわかりにくくなるので、聞く方の立場としては、冒頭で、結論が抄録のテーマに書いてある結論とはすこしちがう話をしますからそのつもりで聞いてくださいね、と断ってから本題に入ってもらった方がありがたいとおもいます。 |
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