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組織染色後の透徹、封入について トピック削除
No.2384-TOPIC - 2008/11/23 (日) 02:35:44 - gaku
お世話になっております。病理初心者なのですが、

皮膚の凍結切片を作成後、HE染色やトルイジンブルー染色を行い、純アルコールで脱水、キシレン透徹、グリセロールで封入、という実験を行っております。

キシレン透徹後、すぐ封入するとキシレンの液滴?みたいなものが入ってしまい、かといって透徹後ちょっと濾紙で拭いたりして時間を置くと組織が白くなって(乾燥?)しまいます。

古典的な方法とは思うのですが、普通はこうなってしまうものなのでしょうか?ご存知の方よろしくお願い致します。
 
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No.2384-9 - 2008/11/25 (火) 17:51:48 - gaku
ありがとうございます。きちんとスタンダードな方法でやった方がいいですよね…。

千さんや皆様のおっしゃるように、さすがにボスに頼んで有機溶媒系のマウントを注文しようかと思います(笑)

とても助かりました。どうもありがとうございました。

(無題) 削除/引用
No.2384-8 - 2008/11/25 (火) 11:49:57 - 千
HEもトルイジン青も水に溶けます。
染色して即、観察してデータに残せるならば大丈夫でしょうが、水溶性封入剤はおススメしません。
きちんと100%エタノール・キシレンで透徹するのがやはりベストです。
封入剤はマリノールやオイキットですね。
キシレンが乾ききらないうちに、ガラス棒などで一滴たらしてカバーガラスをのせ、軽く指で押して、気泡を追い出します。
失敗したら、キシレンに戻せばカバーガラスがはずれます。
保存は室温で。
4℃でもつのは蛍光染色ですよね。

オイキットならアズワンから、100mlで\4000〜5000程度です。これ一本で数百枚(もっとかな?)は封入できます。
日数がたってかたく(濃く)なってきたら、キシレンを足してのばすと使い勝手がよくなりますよ。

(無題) 削除/引用
No.2384-7 - 2008/11/24 (月) 15:03:36 - 組織
>だいたいどの位で退色し出すものなのでしょうか?
HEやトルイジンブルーなら、少なくとも1〜2ヶ月は大丈夫じゃないでしょうか。4℃保存までしなくても、直接光を避けて室温保存で問題ないと思います。

どちらにせよ早めに写真を取っておいた方が無難でしょうね。ただ仮に褪色しても、グリセロールならすぐにカバーグラスをはがせるので、染め直すという手もあります。小一時間でできますよ。

(無題) 削除/引用
No.2384-6 - 2008/11/24 (月) 08:03:16 - 一般人
私も超がつくほどの初心者ですが・・・

HE染色ならカナダバルザムかエンテランニューで良いんじゃないでしょうか。
高くないですし、ラボに一本あると便利です。

(無題) 削除/引用
No.2384-5 - 2008/11/24 (月) 02:28:34 - gaku
なるほど。組織さん、mikanさん、Freshさんありがとうございます。原理を理解できていませんでしたね。

ラボに有機溶媒系のマウントがなく、なるべくグリセロールなどの水系マウントで済ませたいのですが、だいたいどの位で退色し出すものなのでしょうか?一週間とかのレベルですかね?もちろん染色により異なると思うのですが。
4℃で保存すれば、多少持ちが良いと聞いたのですが…。

(無題) 削除/引用
No.2384-4 - 2008/11/23 (日) 22:59:26 - Fresh
エタノールシリーズで脱水してキシレンに置換するのは、有機溶媒系のマウントをするためでしょう。キシレンに置換して水溶性のグリセロールをのせたら、水に油を垂らしたようなもので混じらなくて当然です。キシレンで透徹するならDPX、Permount、ビオライトなど有機溶媒系のマウントを使いましょう。

グリセロールでマウントするなら、脱水、有機溶媒への置換は必要ありません、というかやってはいけません。グリセロールによる急激な脱水が問題なら、濃度の低いグリセロール水溶液から徐々に濃度を上げます。

もちろん、染色が有機溶剤に溶けるのなら水系マウント、水溶性なら有機溶媒系マウントとか、どちらにしても蛍光観察するなら無蛍光のマウントとか、染色法によって選べるマウントに制限があります。

(無題) 削除/引用
No.2384-3 - 2008/11/23 (日) 20:45:20 - mikan
私も先月経験しました。
脱水に使用する溶液を新しいものに換え
丹念に洗うようにするとちょっとましになりました。

封入は組織さんの言う通りだと思います。
脱水した標本は樹脂でできた長期保存用の
封入剤を使います。グリセロールなどの時は
PBSなどで洗ったのちすぐに封入しています。

(無題) 削除/引用
No.2384-2 - 2008/11/23 (日) 08:09:15 - 組織
>純アルコールで脱水、キシレン透徹、グリセロールで封入
グリセロールは水溶性封入剤です。グリセロールで封入されたいのであれば、脱水・透徹は不要です。各染色後、純水で洗って、そのまま封入できます。

水溶性封入は疎水性封入と比べて退色が早く、標本の長期保存は難しいかもしれません。もし永久切片を作るのであれば、疎水性の封入剤を使いましょう。

組織染色後の透徹、封入について 削除/引用
No.2384-1 - 2008/11/23 (日) 02:35:44 - gaku
お世話になっております。病理初心者なのですが、

皮膚の凍結切片を作成後、HE染色やトルイジンブルー染色を行い、純アルコールで脱水、キシレン透徹、グリセロールで封入、という実験を行っております。

キシレン透徹後、すぐ封入するとキシレンの液滴?みたいなものが入ってしまい、かといって透徹後ちょっと濾紙で拭いたりして時間を置くと組織が白くなって(乾燥?)しまいます。

古典的な方法とは思うのですが、普通はこうなってしまうものなのでしょうか?ご存知の方よろしくお願い致します。

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