pHを高くすることでタンパク質の負電荷を高めてやると言うことだと思います。タンパク質がプレートに固着するのは、静電気力と疎水結合と言われているようです。ポリスチレンのゼータ電位が正なので静電気的に吸着しやすいと言うことだと思います。
昔は、なにがなんでも炭酸バッファーの弱塩基性条件でやれということもあったようですが、最近ではPBSなど中性付近でも遜色なく付くということになっていて、あまり重視されていないと思います。弱塩基性で固着してもあとの洗いは中性付近ですから、どれだけ意味があるのかも疑問です。電荷を高めるとタンパク質がプレート表面にアクセスする速度があがり、プラトーに達するのが早くなるということはあるかもしれません。 |
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