厚紙でできた箱をラックに入れて、金属棒で串刺しにしてしまわなければならないところ、棒を刺すのを忘れて落っことしたというパターンでしょうか。
その場合、もう一カ所別のラックを整理して抜くことができれば、とりあえずふたは閉まるようになります。
で、そこからさきは私の場合、自力で箱を釣り上げました。
方法はなにか棒(長い定規とか)やラックの金属棒等、液体窒素のそこまで届くものの先にクリップを変形させて自作した「釣り針」をオートクレーブテープ等で固定して釣り竿を作ります。
箱を釣り上げる際のポイントは、中がよく見えるように静かに待つということです。息を吹きかけると視界が悪くなります。あたりまえですが。
ちなみに液量に余裕があるなら、何かを液体窒素に漬けて、積極的に液体窒素を気化させることによって、急速に気相の温度を下げることができ、視野が短時間で確保できます。
あとは誰かにライトで内部を照らしてもらって、息をころして釣り上げるのです。
口に懐中電灯をくわえて一人でやることもできますが、懐中電灯を落とす2次災害の危険性があるのでやめた方が良いでしょう。
チューブは穴の開いたお玉を改造して掬うなど別のストラテジーが必要と思います。
健闘をお祈りしています。 |
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