お世話になっております。免疫沈降(IP)でのビーズからの溶出ステップに
ついての疑問です。現在、co-IP実験を行っていますが、沈降させる当該
タンパク質にはTAPタグがついておりますので、沈降はIgGがビーズに固定化
されたIgGセファロースを使用しています。通常は低pHにて溶出した場合、
固定化されているIgGのコンタミは最小限なのですが、SDS-PAGE用のサンプル
バッファーで溶出するとかなりな量のIgGがビーズから溶出されてきます。
固定化されているならばSDSでも溶出されないはずだと思うのですが、SDSに
よってセファロースビーズそのものがダメージをうけているのでしょうか?
何故、固定化されている抗体が溶出されるのかがわかりません。
同じような実験をPierceのSeizeXキットを用い、GFP抗体をビーズに固定化した
所、やはり上記のIgGセファロースと同じく、サンプルバッファーによる溶出に
よって大量のGFP抗体が溶出されてきました。この抗体の溶出を軽減する方法は
低pHによる溶出の他どのようなものがあるでしょうか。また、何故溶出されて
くるのかアイデアを頂ければ幸いです。宜しくお願い致します。 |
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