in vitroでタンパク質同士やタンパク質−DNA間の相互作用を定性的に決めるのであればゲルシフトやゲルろ過などでより定量的に決めるとしたらBiacoreぐらいしか私は思いつきません。質問は相互作用がないことですからもしこれらの実験下で相互作用が見られなかったとしてもin vitroでのその条件で直接的な相互作用が観測できなかったことしか証明できませんから同じことがin vivoで起きていないとは言えないですよね。何らかの他の因子介して相互作用したり、他の因子の活性化によってのみ直接的な相互作用を示す場合も考えられますから。想像できるパラメーターが多すぎます。
全く逆の場合は以前某先生と議論したことがありますがその先生のその時の結論は「in vitroで何らかの相互作用が見られ、組織学的に共存が証明できればin vivoで相互作用していると考える。」というものでした。個人的にはそれでもまだ曖昧な部分が残るなあと思ったことを覚えています。
最終的にはどちらの場合もin vitroの実験だけではなく組織学的なアプローチや、バイオアッセイなど(想像しづらいので適当ですが)複数のアプローチによって得られたデータを合わせて「相互作用していると考えられる」「相互作用していないと考えられる」と結論付けるしかないかと。 |
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