いつもお世話になっております。
当方、これまで大腸菌形質転換はケミカルコンピ
(Inouye-Nojima法手作り)一本槍だったのですが、
このたびわけあってエレクトロポレーションを用いております。
大腸菌株が特殊なこともあり、やはり手作りしているのですが、
どうにも効率がよくありません
(もっとも単なるプラスミドの導入ではなく、PCR断片を撃ち込んで
相同組換えを起こす、という系なので、そもそも効率が悪いのは
承知しているのですが…。コロニー数が0のこともたびたびあり困っています)。
そこで、作製のコツ等ありましたらご教授願えないでしょうか。
ケミカルコンピだとよくTipsを見かけるのですが、
エレクトロコンピの場合は手順がシンプルなこともあってか、なかなか見かけません。
ラボメンバーもみなケミカルコンピ派であり(安価なので)、
仲間内からはヒントが得られない状況です。
手元にあるプロトコールは
・10 ml SOB(containing 20 mM MgSO4)にてOD600 = 0.4 まで培養。
・集菌(3000 g, 4C, 5 min)。
・菌体を 10 ml ice-cold 10% グリセロールで懸濁。
・集菌。
・菌体を 5 ml ice-cold 10% グリセロールで懸濁。
・集菌。
・菌体を 100 ul ice-cold 10% グリセロールで懸濁。
・このうち 50 ul をエレクトロポレーションへ
(条件は200 オーム、25 uF、2.5 kV)。
そういえばケミカルの場合は液体窒素で凍らせることで効率が上がりますが、
エレクトロではそんなことはないんですかね?
以上、ご教唆いただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
「この手順で特に問題ない」というのであれば
系を見直すしかないかな、と考えております。 |
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