精製できたGST融合タンパク質の量というか濃度は適当に濃いのですか?CBBでなく、銀染色で検出しているところが、オヤッて感じです。0.1mg/ml以上あるのだと考えてよろしいのでしょうか?薄いタンパクは、チューブ壁への吸着で全てなくなる可能性もあります。
そうでないとすると、脱塩カラムから溶出できていないかんじですね。
シリンジカラムが手製でしたら、
1)カラム底のフリットにタンパクが吸着している。
2)脱塩条件でタンパク質が不溶化する。
3)タンパクがそもそも不溶化している。(これは、なしということですね)
4)タンパクがデキストラン結合タンパク質
くらいしか思いつきません。
脱塩カラムの時の注意点は、
1)サンプルを丁寧に添加する。サンプル量が0.5mlであれば、0.1mlずつゲル表面を乱さないように、吸い込ませるように添加する。
2)溶出液を添加する時も、最初の1mlは、例えば0.2mlずつ吸い込ませるように添加する。
くらいでしょうか。
3)0.5mlのサンプルだったら、0.5mlずつ分画する方がよいかもしれません。
4)平衡化緩衝液の塩濃度を0.3-0.5M程度に上げると良い結果をもたらすこともあります。
透析について判らないとのことでしたら、ピアスの透析セルを使用されるのが手っ取り早いかとおもいます。 |
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