大分前に立てたトピでしたが引き続きご意見いただきありがとうございます。
私もその後マウス心筋梗塞モデルを作れるようになりましたがそのほかの事情から今はラット梗塞モデルに変更しております。
私が解決したきっかけとなったのは挿管方法を変えたことでした。
具体的には、それまでは挿管時は頚部喉もとの皮下を切開し気管手前にある筋肉を左右に分け気管が直接見える状態でこれを手がかりに挿管しておりました(気管は切開しません。チューブは当然口から気管に向かって挿入します)。しかしこの挿管方法がまずいのかもと思い、ある日から直接薬さじ(スパチュラ)で舌を押さえこみ、経口直視下に気管を覗きながら挿管チューブを入れてるようにしました(いわゆる臨床で行われている挿管と同じです)。以後はまったく呼吸によるトラブルはなくなりました。
マウスの解剖は詳しくないので断言できませんが、少なくとも人間では頚椎から横隔神経が出ておりまして、以前は(前述のごとく)喉元の筋肉やその付近を操作せざるを得なかったため、もしかしたらおっかちゃんさんのおっしゃるようにこういった大事な神経を損傷していたのかもしれません。
上述の挿管以外は試行錯誤の結果、結局はすべて私のケースでは問題解決の糸口にはなりませんでした(胸壁の閉じ方、結紮を含めて)。
皆さんいろいろご意見ありがとうございました。
なかなか動物の手術に関しては参考となる文献がありませんよね。今後もこのトピックがこれから手術をされる方の参考になればとおもいます。 |
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