>例えば薬物を高濃度にした場合、0.5%のCMCではうまいこと懸濁されずに、マウスが吸収できない、といったことはあるのでしょうか?
普通にみかけるCMCの濃度は0.5%か1%だと思います。もしかしたら1%は少数派かもしれませんが、私は使ったことがあります。懸濁状態にどの程度差があるかは、薬物にもよるでしょうが、そもそも見た目でしか状態を確認していないので、なんともいえません。
1つの実験の中で薬物濃度によってCMC濃度を変える、ということは薬効試験ではしないと思います(溶媒対照が何種類もできてしまうので)。
懸濁した薬物の吸収については、粒子径が影響するという話を聞いたことがあり、薬物動態を専門に研究していると、この辺のことに敏感なのかもしれません。界面活性剤を使ってでも溶解させる、という場合もあるようですし。薬効試験の場合は、なるべく溶媒に余計なものを入れたくないという意識が働くのだと思いますが、毎回同じ方法で懸濁(超音波とか、乳鉢とか)していれば同じ状態になっているはず、ということで実験していました。 |
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