熱変性しなかったり、変性ゲルで流さなかった時など分子量通りの泳動を示さず、綺麗な電気泳動像を得られなかったことがありますが、そこまでひどいということはありません。total RNAがとれたかどうかの確認程度では、TAEアガロースゲルで流しますし。ただ、私はAgilent bioanalyzerで検定してしまうことが多いです。
アプライしている量が多いと、28, 18S以外にもバンドがみられることがあります。もちろん、裁断化されたゲノムの混入の場合も考えられます。その疑いがあるときはDNase処理をかませればよいと思います。
ただ、最初の質問では28Sより上ということでしたが、18と28Sの間にもということになると多少分解が起きていることが考えられると思います。18と28Sの輝度に差が2倍から1.7倍程度あればまだいいかなぁというように思われますが、やはりAgilent bioanalyzerでRINを出しておくとより検定という意味では安心だと思います。260/280の吸光度はあくまで核酸と共雑物の問題なので、分解されているかどうかはわかりませんし、DNAとRNAを区別できませんから。 |
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