なるほど。
YPDのような非選択培地だとプラスミドが脱落するというのはその通りだと思います。最少培地という言葉でどのような組成を仰っているのか分かりませんが、SDに必要な栄養源のみを足したものをお使いでしたら、SC dropout培地を使えば一日短縮できるかもしれません。
プラスミドの選択マーカーがURA3かTRP1であれば、SDにカザミノ酸を0.5%とアデニン(TRP1ならばウラシルも)を加えたものを使えばさらに生えは良いと思います。
また、ちょっとトリッキーな方法ですが、酵母から調製したDNAをそのままシークエンスするということも可能です。下の文献はゲノムの配列(1コピー)をそのままシークエンスするための方法なので、お使いのプラスミドがマルチコピーなら(理屈の上では)さらに容易かと思います(私自身は経験がありません)。
Horecka J, Jigami Y.
Identifying tagged transposon insertion sites in yeast by direct genomic sequencing.
Yeast. 2000 Jul;16(10):967-70.
PMID: 10870108 |
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