short paperは、たとえば、ある領域で現在議論になっている所や競争の激しい分野などであなたが非常に示唆に富む興味深いデータを得た時に、これはとりあえずプライオリティーを確保する必要があると判断したときなどのためにあると思います。(full paperとして完成させようとするとその間に他に先を越されてしまう恐れがあるようなときなど。)よって時間の関係でデータは少なく、詳細なメカニズムなど時間のかかる踏み込んだところは要求されないかわりに、急いで発表するにふさわしい理由、価値は通常のアーティクル以上に求められると思います。とくに速報=簡単と安易に考えて、一時期、単にあまり重要とは思えない断片的なデータを投稿するひとも少なくなかったらしく、ジャーナルの質を維持するために、審査員が意識してそういう点を吟味するようになり、審査が厳しくなっているという話を聞いたことがあります。
理想としては、short paperの後にはできるならそれを発展させたfull paperも出せた方が一つの仕事を完成させたということを示す意味でよりよいと思いますが。 |
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