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細胞の培地を統一したいのですが・・・ トピック削除
No.2202-TOPIC - 2008/10/29 (水) 13:47:40 - つん
うちのラボでは複数の細胞株を扱っており、培地もいろいろ使っています。
しかし、管理が大変なので、
『どうしてもこの培地でなければ育たない!』という特殊な細胞は仕方がないとして、それ以外は培地を統一していくことになりました。

こういう場合はどのようにして培地を変更していったらよいのでしょうか?
どんな培地に統一したらよいでしょうか?

扱っているのは、胃腸系の正常あるいは癌化した上皮細胞がほとんどです。
DMEM、DMEM/F12、RPMIなどの培地を使っています。
 
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(無題) 削除/引用
No.2202-10 - 2008/10/30 (木) 17:48:02 - ~
>[Re:9] seaさんは書きました :
> ちなみに継代を重ねることで形質転換は起こる可能性はあると思いますが、
> それと老化、とは別の現象だと思うのですが、
形質転換は、老化とは逆の現象ですよね。

> 一般に細胞を長く継代し続けることで起こる変化を老化と
> 呼ぶものなのでしょうか?
Primaryの細胞を継代することによっておきる、不可逆的な細胞分裂の停止を細胞老化と定義している分野があります。(どの程度広まっている用語なのか分かりませんが)
株化されているというのは、不死化によって半永久的な継代培養が可能になったという意味ですので、長く培養しても老化しないでしょう。

(無題) 削除/引用
No.2202-9 - 2008/10/30 (木) 16:45:29 - sea
> うちのラボは、細胞そのものの形質やその解析などを目的としているといっていいと思います。したがって、細胞の性質がかわったら困ります。
> けっきょくのところ、やはりデータシートどおりの培地を使った方がよいようですね。
> 上司を納得させるのに十分な理由が他にもあれば、教えていただけると助かります。

培地を変えることを含め、培養条件を変えるのであれば、
極端な話、もともとのその細胞の樹立の際に行われた
characterizationのステップをすべて自分たちでやり直すことが
要求されるわけですよね。
さらにその細胞を実験で使う可能性のある継代数まで
その形質が保たれているかどうか見る必要があるのでしょうが、
そもそも目的の形質じゃなくなってしまう可能性があること、
手間が相当かかることを覚悟する必要があると思います。

ちなみに継代を重ねることで形質転換は起こる可能性はあると思いますが、
それと老化、とは別の現象だと思うのですが、
一般に細胞を長く継代し続けることで起こる変化を老化と
呼ぶものなのでしょうか?

(無題) 削除/引用
No.2202-8 - 2008/10/30 (木) 16:40:41 - ~
>細胞が老化するとは具体的にはどういう変化がみられるのでしょうか?
マーカーは複数ありますが、分かりやすい変化として分裂停止します。
>正常→健常な胃腸系由来の株化細胞
と書かれていますので、老化しない細胞でしょう。

普段はタンパク質生産などを見ているので、
性質についての論文をあまり知りませんが、
培地によって酵素活性が変わるという論文がヒットしました。
http://www.springerlink.com/content/u8v57816pm245v84/fulltext.pdf
(グラフしか見ていないので違う内容かもしれません)

(無題) 削除/引用
No.2202-7 - 2008/10/30 (木) 14:27:58 - つん
みなさま、多くのご返信をいただきましてありがとうございます。

まず、表現が適切でなかったような気がしますので、補足します。
正常→健常な胃腸系由来の株化細胞
癌化→癌になった胃腸系由来の株化細胞 です。

うちは医学系のラボです。
ラボの実質的な管理者からの指示です。
おとなりのラボが培地を統一しているらしく、コストや管理のしやすさといった点を考え、うちも統一させようとしているようです。

対象者はこれから新しく細胞実験を始める人です。
すでに実験を進めている人は対象ではありません。途中で変えたら、これまでのデータが使えなくなってしまいますから。
なので、移行期間は特に決まっていません。徐々に徐々にと。

うちのラボは、細胞そのものの形質やその解析などを目的としているといっていいと思います。したがって、細胞の性質がかわったら困ります。

けっきょくのところ、やはりデータシートどおりの培地を使った方がよいようですね。
上司を納得させるのに十分な理由が他にもあれば、教えていただけると助かります。

ついでに教えてください。
細胞が老化するとは具体的にはどういう変化がみられるのでしょうか?
いま扱っている細胞はどれも強く、継代を繰り返しても増殖力は落ちません。何かしら性質は変わっているかもしれませんが、それはどのように判断するのでしょうか?

追加 削除/引用
No.2202-6 - 2008/10/29 (水) 22:19:24 - ~
今、気づきましたが、
>胃腸系の正常あるいは癌化した上皮細胞がほとんどです。
正常細胞もいるのですか?
胃腸の細胞は扱ったことがありませんが、上皮細胞ならばおそらく20〜30PDLくらいで老化しますよね。
ストックするまでにも継代しているでしょうから、馴化する前に老化するか、
馴化まではできるけれども、実験用に増やそうとしたり、実験中に老化しそうな気がしますけど。

(無題) 削除/引用
No.2202-5 - 2008/10/29 (水) 19:07:37 - 通りすがり
正直、生物・医学系のラボなら管理者や責任者が問題視して
このような話は常識的に出てくるわけはないはずだと思うのですが。

ひょっとしてバイオ工学系のラボで何かリコンビナントで発現させたり
糖やタンパクあるいは抗体などの細胞からの抽出物などを回収する意味でコストなどを抑える意味で培地をsimplifyしていくことが目的で
細胞そのものの形質やその解析などは全然
目的としてないラボならばある程度許容されるかもしれませんが....

ただ胃腸系の細胞とかを使ってるのが特殊なので
そのようなことでもなさそうですが。

(無題) 削除/引用
No.2202-4 - 2008/10/29 (水) 17:11:32 - IRES
私もやめた方がよいと思いますね。
何の為に先人がいろいろな培地を開発してきたのか...
形質の変化を気にしないというのであれば
いっそのことそのラボでは一つの細胞しか使わないようにしたらどうですかね。

(無題) 削除/引用
No.2202-3 - 2008/10/29 (水) 15:09:22 - ~
それは誰が音頭をとっていて、対象者や移行期間はどのくらいなのでしょうか?
細胞の性質は気にしなくていいテーマの研究室なのでしょうか?
現在D2の人から刺されそうな変更ですね。

操作自体は、
どれか1種類の培地に決めたら、
元の培地と25:75くらいに混ぜた培地で培養し、
それで増えたらさらに50:50,75:25...
とやっていきます。
血清入り培地であれば、それほど難しくなく馴化できるでしょう。
ただ、細胞の性質が変わる場合がありますので、
過去のデータは参考にならなくなります。

継代後に無限回の継代は出来ませんので、
性質が安定する指標を決めてそれで安定したかを判断するなどの対応が必要になるでしょう。

培地を選ぶ基準は、馴化のしやすさを指標にするのであれば、
リッチな培地の方が馴化しやすいでしょうから、DMEM/Ham'sF-12でしょうか。
ただ、どの培地にするかによって、今後ラボで得られるデータが変わってきますので、
特徴を持つ複数の株について、それぞれの培地に馴化させて、どの培地が性質を残すのかを決めることになるかと思います。

何も考えずに、今後はDMEMしか買いません。
とかでもいいかもしれませんが、半年くらいはラボで惨劇が繰り広げられるでしょう。

(無題) 削除/引用
No.2202-2 - 2008/10/29 (水) 13:51:07 - ami
実験結果変わっちゃうし論文に書きにくいしやめといたほうがいいですょ・・・。

細胞の培地を統一したいのですが・・・ 削除/引用
No.2202-1 - 2008/10/29 (水) 13:47:40 - つん
うちのラボでは複数の細胞株を扱っており、培地もいろいろ使っています。
しかし、管理が大変なので、
『どうしてもこの培地でなければ育たない!』という特殊な細胞は仕方がないとして、それ以外は培地を統一していくことになりました。

こういう場合はどのようにして培地を変更していったらよいのでしょうか?
どんな培地に統一したらよいでしょうか?

扱っているのは、胃腸系の正常あるいは癌化した上皮細胞がほとんどです。
DMEM、DMEM/F12、RPMIなどの培地を使っています。

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