はじめまして。私は、イネを材料に水ストレス条件下での遺伝子発現をリアルタイムPCRで解析しています。分子生物学を始めて間もなく、自力では解決できない問題にぶつかったので質問させていただきます。
水ストレスはマンニトールを使って、浸透圧を調節することによりかけています。現在、内部標準遺伝子を決める予備実験をしています。処理したサンプルと処理しないサンプルを比較すると、変動の小さいとされる18Sであってもサンプル間にCt値で1.5程度の差が見られます。同一処理内で反復を3とって単なるサンプル間差なのかを調べましたが、同一処理内でのばらつきは非常に小さく,単なるサンプル間差によるものではなく処理間差によるものだと考えられました。また,同一個体から3反復をとって,テクニックの誤差によるものなかについても検討しましたが,こちらのばらつきも小さくテクニックの誤差によるものでもないと考えられました。さらに、ユビキチン、エロンゲーションファクター、アクチン等、他の内部標準遺伝子として使われているものも試しましたが、18Sと同様の結果になりました。
そこでお伺いしたいのですが、植物にマンニトールで浸透圧ストレスを与え、遺伝子発現を解析されたことがある方はいらっしゃいますでしょうか?もし、いらっしゃいましたら、内部標準遺伝子にどれを用いられたのでしょうか?最後になりますが、この問題を解決するためにすべきことがあれば、アドバイス等いただけると助かります。よろしくお願い致します。 |
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