いつもお世話になっております。
他の方の掲示板にもあったようなんですが、私もRNA精製に伴って色素が共沈澱してきて困っています。生物種は担子菌の子実体なのですが、凍結粉砕後、RNAisoでホモジナイズしてフェノクロでデブリスを取り除いて、LiClで何回か沈澱させて、最終的にエタノール沈澱でペレットを得ています。ところが、ペレットがまっ茶色になってしまいます。いままでいくつかの菌をやってきましたが、最後のステップまで来てしまうのは初めてです。
通りすがり様のご指摘にあったように、ポリフェノールの酸化が問題だと考えていて、LiCl沈澱の時には2-mercaptoethanolを入れて酸化を抑えよ、という論文を見つけたので、参考にするつもりです(ANALYTICAL BIOCHEMISTRY, 174, 650-657, 1988)。
で、前置きが長くなりましたが、そのほかにも超遠心分離が有効との文献を見つけました。モレクロに記載されているものと同じかと思いますが、HITACHのhimac APPLICATION, 78, March, 1997にも同様なプロトコルが載っていました。そこで、超遠心分離でRNA精製をしたことのある方、感想やこれ以外にプロトコルがあれば教えていただけませんでしょうか。 |
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