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制限酵素でプラスミドから切り出される断片 トピック削除
No.2162-TOPIC - 2008/10/22 (水) 18:44:07 - クローニング奮闘中
いつも参考にさせて頂いています。
現在、組換えタンパク質を作製しようと、コンストラクトの作製にはげんでおります。
今までに、なんどかGST融合タンパク質は作製したことがあるのですが、今回Bio-Radの進めもあり、pPAL7(約6kbp)というベクターを初めて使用しております。

インサート(約250bp)、プラスミドをそれぞれBamHI, EcoRIで処理し、ライゲーション後、大腸菌JM109に形質転換しました。
インサートチェックではきっちりとバンドが出ていたので、ポジティブコロニーをO/N培養し、プラスミドを抽出しました。
その後、確認のために、抽出したプラスミドをBamHI、EcoRIで再度処理して電気泳動してみました。
確かに目的のサイズのフラグメントが切り出されては来たのですが、このフラグメントのバンド強度が極端に弱いのです。一見、直鎖状のプラスミドしかないように思いライゲーションを失敗したのかと思ってしまうほど、目的のフラグメントの濃度が薄いです。
目的のサイズのフラグメントが無ければ、ライゲーション失敗というか、インサートがうまくベクターに入らなかったんだとわかるのですが、ものすごく薄い物の目的のフラグメントがあるというので、うまくいっているのか?と困惑しています。

いくら、塩基の長さが違うとはいえ、そこまで極端に切り出されてきたフラグメントと、直鎖状プラスミドのバンド強度が変わるものでしょうか?
それとも、一つの大腸菌に、セルフライゲーションしたプラスミドと、インサートの入ったプラスミドが共存するというようなことがあるんでしょうか?
二つコロニーをとっている可能性もありますが、10個以上シングルと思しきコロニーをとって、全て同じ結果なので、それは考えづらいかと思っています。

何か、コメントやご助言頂ければ幸いです。
 
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(無題) 解決済み 削除/引用
No.2162-7 - 2008/10/23 (木) 14:34:01 - クローニング奮闘中
皆様

ありがとうございます。
今まで5kbpくらいのベクターしか使用したことがなかったので、冷静な判断ができていなかったようです。
皆様のおっしゃるとおり、6kbpと255bpなのでかなり濃さの差はでますね。
しかも、エチブロはゲルに入れていました。
プラスミドをかなり濃縮して、後染めで確認したところ、ちゃんと切り出されてきたフラグメントも確認できました。
お騒がせしてすいません。

(無題) 削除/引用
No.2162-6 - 2008/10/22 (水) 23:55:59 - おお
多分、皆様の指摘が根本的なものだろうとおもいます。ただし、トランスフォーメションご得られたコロニーは、たとえシングルであってもキメラである可能性がたまに指摘されます。そういう場合はミニプレップでポジ(目的のプラスミドが検出されていても)でも、そのまま大腸菌をラージスケールに持っていった時、あたかも目的のプラスミドが抜け落ちたように見えることがあるようです。
ミニプレップでえたクローンをトランスフォーメーションし直し、この問題を回避する人もいるようです。

(無題) 削除/引用
No.2162-5 - 2008/10/22 (水) 20:56:36 - aji
プラスミドのマップはありますか?
プラスミドから500bp前後の断片が切り出される制限酵素が見つかればそれと比べて判断がつくと思います。ただ、既にご指摘もあるように250bpと6kbpでは不安になるほどバンド強度が違うと思います。

(無題) 削除/引用
No.2162-4 - 2008/10/22 (水) 20:16:30 - -
insertが入っていそうならば、sequenceを確認してみるのが
良いんじゃないでしょうか。

(無題) 削除/引用
No.2162-3 - 2008/10/22 (水) 19:19:02 - mom-a
ベクターが6kbpでインサートが250bpですよね?
直鎖状になったプラスミドとインサートは等モルできますよね?
光って見えるのはEtBrがくっついているからですから、くっついているEtBrの量は6kbpにつく量の方が250bpにつく量の24倍ですよね…結構違う気がしますが。

しかもウチのラボではゲルにEtBrが入っているので、バンドの位置によってはさらに見ずらいです。流した量が少なくてフラグメントが見えないと騒いでいる学生がよくいます。

気になるなら、6kbpと5.75の差が見える条件で流してみては?(←って、簡単に書きましたが結構難しいですかね?)

(無題) 削除/引用
No.2162-2 - 2008/10/22 (水) 18:52:11 - AP
まず、一つだけ確認。
EtBrはゲルに入れていますか、後染めですか?
ゲルに入れていると、泳動中に低分子両側から高分子側へとEtBrが抜けて、短い断片が薄くなることがありますが。

制限酵素でプラスミドから切り出される断片 削除/引用
No.2162-1 - 2008/10/22 (水) 18:44:07 - クローニング奮闘中
いつも参考にさせて頂いています。
現在、組換えタンパク質を作製しようと、コンストラクトの作製にはげんでおります。
今までに、なんどかGST融合タンパク質は作製したことがあるのですが、今回Bio-Radの進めもあり、pPAL7(約6kbp)というベクターを初めて使用しております。

インサート(約250bp)、プラスミドをそれぞれBamHI, EcoRIで処理し、ライゲーション後、大腸菌JM109に形質転換しました。
インサートチェックではきっちりとバンドが出ていたので、ポジティブコロニーをO/N培養し、プラスミドを抽出しました。
その後、確認のために、抽出したプラスミドをBamHI、EcoRIで再度処理して電気泳動してみました。
確かに目的のサイズのフラグメントが切り出されては来たのですが、このフラグメントのバンド強度が極端に弱いのです。一見、直鎖状のプラスミドしかないように思いライゲーションを失敗したのかと思ってしまうほど、目的のフラグメントの濃度が薄いです。
目的のサイズのフラグメントが無ければ、ライゲーション失敗というか、インサートがうまくベクターに入らなかったんだとわかるのですが、ものすごく薄い物の目的のフラグメントがあるというので、うまくいっているのか?と困惑しています。

いくら、塩基の長さが違うとはいえ、そこまで極端に切り出されてきたフラグメントと、直鎖状プラスミドのバンド強度が変わるものでしょうか?
それとも、一つの大腸菌に、セルフライゲーションしたプラスミドと、インサートの入ったプラスミドが共存するというようなことがあるんでしょうか?
二つコロニーをとっている可能性もありますが、10個以上シングルと思しきコロニーをとって、全て同じ結果なので、それは考えづらいかと思っています。

何か、コメントやご助言頂ければ幸いです。

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