クロマチン免疫沈降の検討で、現在断片化の検討を行っています。
ソニケーションを超音波洗浄器またはプローブ式で検討いたしましたがいずれの方法においても、長いフラグメントがなくなる前に100bpほどの短いフラグメントが多量になってしまう為、断片化の条件が設定できません。
固定の条件が悪いのか、使用キットがこの細胞には適していないのか、もしくはもっと根本的な問題があるのか原因がわかりませんので、どなたかアドバイスをお願い致します。
断片化キット:Shearing ChIP kit(ニッポンジーン)使用
断片化プロトコール
1.培養細胞をトリプシン処理により回収
2.遠心処理後、細胞をPBSに懸濁(ホルマリン終濃度1%)
3.10倍濃度のホルマリンを添加し、10分間振盪しながら37度でインキュベーション
4.10倍濃度のグリシンを添加し、5分、室温インキュベーション(グリシン終濃度0.125M)
5.遠心処理
6.Shearing ChIP kit(ニッポンジーン)プロトコールにより調製(Buffer A〜D)
7.断片化処理
8.キット添付のProtenase Kを添加し65℃、4時間以上インキュベーション
9.DNA精製
10.電気泳動によりフラグメント長の確認 |
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