>[Re:9] アスキさんは書きました :
> DIG-APの系ではハイブリは1 o/nからシグナルの弱い物は2 o/n行い、
> 抗体も2h処理発色もo/nで行っています。
> この系ではバックも全く近いほどなく非常に安定した結果を得られています。
>
> TSAの系では、ハイブリが1 o/nでいいこと+発色時間が非常に短時間で
> 済むという事が魅力的ということで、週2でISHを行えるからという理由で
> TSAの系を確立させてくれという指令がきている現状です。
TSAを使う使わないはおいておいて、
ハイブリの時間はプローブの濃度を高めることで短縮できる可能性があります。ふつうにやるとバックが上がりますが、時間を短縮していくとうまくいく条件が見つかるかもしれません。ISHと直接比較は出来ませんが、メンブレンハイブリだと、通常10 ng/mLプローブでO/Nのハイブリと同等の結果が、100-200 ng/mLくらいにしてやると2時間くらいで出来たりします。
また、プローブ鎖長がなるべく短くなるように断片化してやると、ハイブリ速度が上がります。理論的に短い方が速くハイブリが完了するということがあり、また組織への浸透速度が高くなることが期待できます。臨床検査用のISHキットのようなものがあるらしいですが、ハイブリ時間が非常に短く、それはオリゴプローブを使っているからだ、というのをどこかでみた記憶があります。
ハイブリバッファーを工夫しても速度を速めることが出来るかもしれません。デキストラン硫酸のようなものの添加や、フォルムアミドの濃度を下げるとか。
NBT/BCIPの発色はPVAの添加でエンハンスできるとされています。 |
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