> 還流固定に関しても複数抗体使用により、今の所検討していません。マウスをもっと増やせば可能だと思いますが、タイムコースを取ってるので莫大な匹数になりそうです。そもそもメタノールやアセトンで還流固定は出来なさそうですね、、、。
複数の固定液が必要なら、既固定の凍結切片は難しそうですね。組織学的解析が主体の実験なら、肺を切り分けて、それぞれ別々の固定液に浸漬した後で包埋したりしますが、非常に手間がかかりますから。この辺は実験目的によりますよね。
ちなみに有機系の固定液は組織浸透性が高いので、灌流固定は必要ないです。もともと灌流固定は、浸透性の悪いアルデヒド系固定液の浸透を助けるための方法です。さらに言えば、肺のようにアプローチしやすい臓器なら、仮にPFAの浸漬固定でも免疫染色には十分対応できると思います。ただやはり灌流できるにこしたことはないですが。
> 固定条件をいくつか振って検討しました。メタノール、アセトンに加え、4%PFA、2%PFAを試しましたが、ダメでした。
パラフィンでも染まる抗体があるとのご指摘がありますので、凍結でこれだけ固定条件を振って染まらないのなら、抗体の問題かもしれませんね。 |
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