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膜に直接結合するタンパク質 トピック削除
No.2132-TOPIC - 2008/10/16 (木) 20:03:05 - エンドー
現在目的のタンパク質の局在の研究を行っています。

そのタンパク質がエンドソームに局在していること、
そしてその局在に必要なタンパク質の領域を30aa程度まで絞り込みました。
そしてNative PAGEで見る限りではそのタンパク質は単量体であると思われる大きさに分離されました。
そのことから他のタンパク質を介してでなく、そのタンパク質自身が直接エンドソーム膜に結合することができるのではないかと考えております。
(膜タンパク質ではなく、細胞質にあるタンパク質が刺激条件下でエンドソームに移行します)

その局在に必要な領域には特にドメインなどはありません。

そこで実際にそのタンパク質が膜に結合することを証明するためにはどのような実験を行うことが一般的でしょうか?

細胞分画で膜フラクションを分離することなどでしょうか?

どなたかアドバイスをいただけたらと思います。
 
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(無題) 削除/引用
No.2132-7 - 2008/10/17 (金) 00:52:22 - おお
面白そうですね。細胞質で合成され、膜に移行するタンパク質としてBcl2ファミリーがあります。特にBidは刺激に応じたプロテアーゼによるプロセッシングのあと、ミトコンドリアの膜に移行するといわれています。エンドソームではないのですが、どの様な実験をしているかをチェックすれば参考になるかもと思いました(すいません、私は総論だけで細かくフォローしてないもので)

まくフラクションは遠心で回収できますので(超遠心が理想的ですが)、色々と実験できることはあると思います。ただしたんぱく質非存在下でその30aaと膜の関係を調べようとするならば、有機溶媒で脂質を回収して膜を再構築するか、全く人口的に膜を作るかという作業も必要かもしれないとも思ったりします。そういう系は膜の内側と外側の脂質の分布が制御されませんから、場合によってはうまく機能しないかもしれません。


>[Re:1] エンドーさんは書きました :

> そのタンパク質がエンドソームに局在していること、
> そしてその局在に必要なタンパク質の領域を30aa程度まで絞り込みました。
> そしてNative PAGEで見る限りではそのタンパク質は単量体であると思われる大きさに分離されました。
> そのことから他のタンパク質を介してでなく、そのタンパク質自身が直接エンドソーム膜に結合することができるのではないかと考えております。

確かにその可能せいがあるとは思いますが、それだけではまだたのたんぱく質の関与を否定できないと思います。反対に何かたのたんぱく質の関与があるほうが自然にもおもえます。ネイティブは膜フラクションに存在するものを見ているのでしょうか?そうであれば細胞質ではあるたんぱく質と結合して、リテンションされていて、刺激によりリリースされているというモデルも思いつきます。そう考えるとその30aaは膜に親和せいのある疎水性の強い(もしかしたらへリックス構造をとるような)アミノ酸配列を持っているかもしれません。

膜に移行するタンパクの例として、ファルネシル化などリピッドの付加などもありますし、燐酸かやその他修飾も考えられますし、もしかしたらジスルフィド結合などの酸化、還元も関与しているかもしれません。ユビキチンやSUMOなどもそういう移行に関与している可能せいもありますが、その場合だと分子量の変化が顕著なので簡単に気付くかもしれませんね。

(無題) 削除/引用
No.2132-6 - 2008/10/16 (木) 23:52:33 - フラクション
>細胞分画で膜フラクションを分離することなどでしょうか?

すいません、あまりちゃんと読まずに書いてしまいました。
そのとおりだと思います。

(無題) 削除/引用
No.2132-5 - 2008/10/16 (木) 23:49:33 - フラクション
刺激前後で細胞をフラクショネーションして、
刺激依存性に目的のタンパク質がエンドソームに存在するのをウェスタンで確認する、というのはどうでしょう。
エンドソームを分画する方法は、いろいろ論文が出ていますし、Current Protocols in Cell Biology にものっていたと思います。
純度の高いエンドソーム分画を得るのは簡単ではないかもしれませんが、
イメージングのデータと合わせて検討すれば、
それほど大きな誤解は無いと思います。

(無題) 削除/引用
No.2132-4 - 2008/10/16 (木) 21:49:20 - エンドー

> ところで、その30aaで刺激依存性も保たれているんですか?その部分に翻訳後修飾でも無ければ、他のタンパク質の介在無く局在が制御されているというのは、どういう機構を想定されているのでしょうか。



はい、その30aaでも蛍光の局在はエンドソームに行くことを見ています。

予想としては
1、刺激に応じてその30aaに何らかの構造の変化がある。
2、膜に何らかの構造の変化、膜の湾曲、修飾などが起こりそこに結合するのでは、と思っております。

でも2だとするとin vitroで実験を行うのは難しそうですね。

(無題) 削除/引用
No.2132-3 - 2008/10/16 (木) 20:49:35 - 戦闘員
すみません。脂質組成です。

(無題) 削除/引用
No.2132-2 - 2008/10/16 (木) 20:19:44 - 戦闘員
エンドソーム膜の資質組成を模した人工膜を使った再構成実験でないと最終的な証明は難しいのではないでしょうか。

ところで、その30aaで刺激依存性も保たれているんですか?その部分に翻訳後修飾でも無ければ、他のタンパク質の介在無く局在が制御されているというのは、どういう機構を想定されているのでしょうか。

膜に直接結合するタンパク質 削除/引用
No.2132-1 - 2008/10/16 (木) 20:03:05 - エンドー
現在目的のタンパク質の局在の研究を行っています。

そのタンパク質がエンドソームに局在していること、
そしてその局在に必要なタンパク質の領域を30aa程度まで絞り込みました。
そしてNative PAGEで見る限りではそのタンパク質は単量体であると思われる大きさに分離されました。
そのことから他のタンパク質を介してでなく、そのタンパク質自身が直接エンドソーム膜に結合することができるのではないかと考えております。
(膜タンパク質ではなく、細胞質にあるタンパク質が刺激条件下でエンドソームに移行します)

その局在に必要な領域には特にドメインなどはありません。

そこで実際にそのタンパク質が膜に結合することを証明するためにはどのような実験を行うことが一般的でしょうか?

細胞分画で膜フラクションを分離することなどでしょうか?

どなたかアドバイスをいただけたらと思います。

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