面白そうですね。細胞質で合成され、膜に移行するタンパク質としてBcl2ファミリーがあります。特にBidは刺激に応じたプロテアーゼによるプロセッシングのあと、ミトコンドリアの膜に移行するといわれています。エンドソームではないのですが、どの様な実験をしているかをチェックすれば参考になるかもと思いました(すいません、私は総論だけで細かくフォローしてないもので)
まくフラクションは遠心で回収できますので(超遠心が理想的ですが)、色々と実験できることはあると思います。ただしたんぱく質非存在下でその30aaと膜の関係を調べようとするならば、有機溶媒で脂質を回収して膜を再構築するか、全く人口的に膜を作るかという作業も必要かもしれないとも思ったりします。そういう系は膜の内側と外側の脂質の分布が制御されませんから、場合によってはうまく機能しないかもしれません。
>[Re:1] エンドーさんは書きました :
> そのタンパク質がエンドソームに局在していること、
> そしてその局在に必要なタンパク質の領域を30aa程度まで絞り込みました。
> そしてNative PAGEで見る限りではそのタンパク質は単量体であると思われる大きさに分離されました。
> そのことから他のタンパク質を介してでなく、そのタンパク質自身が直接エンドソーム膜に結合することができるのではないかと考えております。
確かにその可能せいがあるとは思いますが、それだけではまだたのたんぱく質の関与を否定できないと思います。反対に何かたのたんぱく質の関与があるほうが自然にもおもえます。ネイティブは膜フラクションに存在するものを見ているのでしょうか?そうであれば細胞質ではあるたんぱく質と結合して、リテンションされていて、刺激によりリリースされているというモデルも思いつきます。そう考えるとその30aaは膜に親和せいのある疎水性の強い(もしかしたらへリックス構造をとるような)アミノ酸配列を持っているかもしれません。
膜に移行するタンパクの例として、ファルネシル化などリピッドの付加などもありますし、燐酸かやその他修飾も考えられますし、もしかしたらジスルフィド結合などの酸化、還元も関与しているかもしれません。ユビキチンやSUMOなどもそういう移行に関与している可能せいもありますが、その場合だと分子量の変化が顕著なので簡単に気付くかもしれませんね。 |
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