接着細胞のクローニングには、濾紙を使う方法もあります。何かのManual本で知りました。
ピンセットは火炎滅菌し、濾紙(ノートの穴開け器?で直径6mmほどにくり抜く)はオートクレーブしておきます。sigma社に市販品もありました(cloning diskだったかな?)。
コロニーの場所をシャーレ底面にマーキングします。
培地を吸い取り、PBS等で洗浄し吸い取ります。細胞が乾かないうちにトリプシン(+EDTA)をしみこませた濾紙をコロニーに被せて、保温します。載せる前に濾紙の余分なトリプシン液をシャーレ・チューブ等の壁面でぬぐっておくのがコツです。
適当なところで濾紙を剥がし、新しい培地(48-24well dishが良い)に細胞がくっついた濾紙を浸して、培養します。濾紙は次回の植え継ぎまで入れておいてもOKです。
クローニングシリンダーより回収細胞数が少ない(保温時間が短いとシャーレに細胞が残る)ときがある以外、お手軽で、安価です。 |
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