いろいろとアドバイスありがとうございます。
ここに追加でみなさんにお伺いしたいのですが、プルーフリーディングの酵素を用いた場合、予期しないエラーの発生をさらに低減するするPCRの反応条件や組成、テクニック等がありましたら、是非お聞かせいただけないでしょうか?
これまでに私はpfu (Strat), Pfu ultra(Strat),Pfu ultraII(Strat), Expand high fidelity(Roche)などの使用経験があります。しかし、どの酵素の場合でも、エラーのないクローンを得るのに幾分苦労しました。反応液は付属の取扱説明書に従った組成になるように調整し、PCRの反応条件も説明書の指示に従っています。ただ私の場合は、反応ボリュームを15uLもしくは20uLにスケールダウンし、テンプレートは数十から数百pg/μL(標準的なプラスミド(3kb)+インサート(1〜2kb)を鋳型とする場合)になるよう調整しています。サイクル数は15から25程度を、気分と感覚で選んでます(乱暴ですが)。
ちなみに、プラスミドをテンプレートとする場合は、どの程度の量を鋳型として与えるべきなのか、最適値みたいなものがあれば、お教えいただけるとありがたいです。
直感的に、テンプレートが多ければ極力サイクル数を減らしても十分な増幅バンドが得られ、polymeraseの反応が少ない分エラーの起こる可能性も少ないように感じます。ただ、基質の濃度を高めるとエラーが起こる可能性が増えるというアドバイスありますので、これらの中間をとった最適値がきっと存在するのだと思います。反応サイクル数と合わせて、プラスミドをPCRテンプレートに用いる場合の濃度について、経験談など示していただけるとありがたいです。
よろしくお願いします。 |
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