110ベース(ペアー)ジャないでしょうか。110キロベースなら十一万ベースと言う事ですし、ちょっと切りがよすぎるような気がします。
>ベクターのAmp耐性遺伝子とかも全部ずれちゃうんですか??
フレームがズレることを気にしているのだと思いますが、プラスミドのアンプやこうせい物質耐性のマーカー遺伝子は
その上流にプロモーターという遺伝子の発現を促進するDNA配列があり、たしか原核生物の場合は、その下流からmRNAがごうせいされます。mRNAにはリボソームを導入する配列(SD配列)があり、その下流のATGから翻訳がはじまりストップコドンで翻訳が終わります。このATGからストップコドンの間に110bが入ればアンプは正常に合成されませんが、プラスミドのマルチクローニングサイトはそんなところには通常ありません。
pUC系であればLacZの遺伝子が上にマルチクローニングサイトがあります。これはDNAがマルチクローニングサイトに挿入されるとフレームがずれたり、非常にながいペプチドがLacZの活性の邪魔をしたりする事を応用して、青/白での発色(LacZの活性)でインサートが入ったプラスミドを選択するのに使われます。たまに短いフレームのあったインサートで、LacZの活性が維持されていることがあります。 |
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