拙い質問におつきあいいただきありがとうございます。
>[Re:5] mom-aさんは書きました :
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> 数値を出した方が単純に情報量が多いということだと思いますが、有意水準5%,1%という区切りが恣意的だから、実数の方が良い、ということではないでしょうか。上手く表現できないですが、つまり、p=0.011とp=0.009では*と**に分かれますが、実際問題としてはどちらも大差ないですよね?
実数を出しておけば、間違いがないだろうというのは理解できます。書き手の線引きでフィルターがかかるより、結果はなるべく加工しない一次情報で出した方がいいという意味でも。
それでも、漠然とした疑問があるのは、真実、差がある群でもp値に高低はでる訳で、水準以下の中での高低がどれほどinformativeであるか、ということなんです。数学的、確率論的意味はわかりますが、生物学的意味というか、実験結果の意味づけとしてどれほどの重要性があるのか?
例えばp<0.01でも、p=0.005の群とp=0.001の群があったとし、その実数が提示されたとして、読み手はそこから何を読み取るのだろう、統計学者は何を期待して個々のP値を要求するのだろう、という疑問と言い換えてもいいです。
統計学の専門家がそう言うのだから、黙ってそれに従った方がいいというのではScientistらしくないですから、なぜ、どうしてというところが知りたいところです。
> t検定でしたら、Excelでもp値を出力します。JMPは中途半端にできていて、検定手法によってp値が出るものと出ないものがあります。私が使っているのはver.6ですが、t検定、Dunnett検定、カイ二乗検定など、大抵の検定ではp値が出ますが、なぜかTukey検定では出ません。謎です。
最近のソフトはp値を出してくれるのですね(私のはJMP ver. 5でした)。一般の統計学の教科書で勉強すると、t値やChi^2値から先、p値を導く計算式というのは出さずに、対応表を使うというのが染みこんでしまっているので、少々違和感があったのですが、慣れの問題でしょうね。でも、ソフトウェア頼みだとすると、持つものと待たざるものの格差がでるのかも。 |
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