酵母の培養実験を行っています。
実験は糖を発酵させて、代謝産物の測定を行うというものです。
発酵効率のよい株を育種することが研究の目的です。
これまでは遺伝子を染色体に組み込んだ株を用いていたため、リッチなYPD培地で前培養、本培養後に最少培地にて培養実験をしてきました。
最近、さらにプラスミドを導入することにより、発酵効率をあげる試みをしていますが、最少培地で前培養、本培養しないとプラスミドの脱落が起こるということなので、すべて最少培地を使うようになりました。
しかし、最少培地で前培養、本培養を行うと培養実験開始時の酵母が栄養不足になっているためか、YPD培地を使っていたときほどの発酵効率が出せなくなりました。
現在はどうにかしてYPD培地で前培養、本培養したいと考えています。
このような場合、プラスミドとして導入している遺伝子を染色体に組み込む以外に何か方法は考えられないのでしょうか。導入したい遺伝子が多いのでどうしたものかと思っています。
1.YPD培地でも〜〜時間までならばほぼプラスミドの脱落は考慮しなくてよい
2.最少培地に〜〜を添加するとよい
など、意見がありましたら、どうぞよろしくお願いいたします。 |
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