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RNAに絡まる色素について トピック削除
No.2094-TOPIC - 2008/10/10 (金) 17:59:49 - ちゃこ
いつも参考にさせていただいております。

数種のカビからRNAをIsogen、フェノクロ、エタチンを用いてRNAを調製していますが、黒い湿潤性色素をもつ胞子嚢を作るカビから抽出すると、どのステップでも色素が除去できず、RNAペレットが黒くなってしまいます。一応RT-PCRもかかるのですが、何分気持ちが悪いので精製度を上げたいのですが、このような色素を除去するための知恵を授けてはいただけませんでしょうか。

掲示板で話題のあった塩化リチウムも試したのですが、この種の色素には効果がありませんでした(除去に成功した色素をもつカビもあるのですが)。
 
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No.2094-6 - 2008/10/15 (水) 10:44:15 - ちゃこ
おお様、通りすがり様

アドバイスありがとうございます。両名様のアドバイスと同様のアドバイスをTaKaRa, Ambion(ABI), Qiagenから得ました。

Fruit-mate™ for RNA Purification
MEGAclear™ Kit
RNeasy Plant Mini Kit
RNeasy MinElute Cleanup Kit

カラムを使って溶液中に分散している色素分子を洗浄する、PVPPなどに吸着させて除去する、の2点になりました。超遠心が有効との回答も別なところから得られましたが、私のラボになく、すぐに借りられる状況ではありません。ですので、まずはカラム精製から試してみたいと思います。ただ、アルコール沈澱させてしまうとアグッている感じですので、プレップのステップに組み込まないとだめかもしれません(色素分子は酸化されて黒くなるというよりは元々のもの由来だと思われるのでメラニンなどの顆粒色素ではないかと思っています)。

結果が出ましたら、再度投稿したいと思います。引き続き、情報のご提供をお願いいたします。

(無題) 削除/引用
No.2094-5 - 2008/10/14 (火) 10:48:05 - 通りすがり
植物サンプルから核酸を調製すると真っ黒の核酸が取れることがあります。
この色素はポリフェノールで(ジャガイモやリンゴの切り口を黒くするあれですね)、聞いたところでは酸化されて核酸と共有結合するらしく、一旦そうなると普通はどうやっても取れません。
この場合の普通の対策としては抽出バッファーにPVPPや、2-MEなどの抗酸化剤を入れておいて、できるだけ手早くエタ沈まで持って行きます。

カビの黒い色素が何なのかわからないので、参考になるかわかりませんが、
こんなこともあるということで...

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D%E3%83%AA%E3%83%93%E3%83%8B%E3%83%AB%E3%83%94%E3%83%AD%E3%83%AA%E3%83%89%E3%83%B3

(無題) 削除/引用
No.2094-4 - 2008/10/14 (火) 10:28:31 - おお
>[Re:3] ちゃこさんは書きました :
> おお様
> ご回答ありがとうございます。
> 早速メーカーに相談のメールを送信しました。回答があれば、またご紹介したいと思います。
>
> 再度、皆様にご質問ですが、スピンカラムを用いたRNA精製キットが数多く出回っておりますが、RNA溶液をキット添付の溶解液で懸濁してアプライ、精製することは可能でしょうか。

できると思います。多分ご存じでそれで、たの選択肢を考えてるのかなぁなんて早とちりしていました、、、
カラムでは小さなRNAはつかずに落ちていきますし(最近QIAGENがまいくろRNA用のカラムとかも販売し始めたようですが)

http://www1.qiagen.com/Products/ProductFinder/default.aspx?QID=1

QIAGENのProductFinderでRNAのCleanUpを指定すると、マニュアル操作の製品として
RNeasy MinElute Cleanup Kit とRNeasy Plus Micro Kit (45ugまでの場合)を結果として提示してくれます。
両者はカラムが一緒だったと思います。後者は生物材料から精製するためのキットで、おそらく前者はそこから、
再精製(Cleanup)するのに必要なものだけに絞ってパッケージしたものと想像してます。

他社のカラムについてもできると思います。多分何社かは、マニュアルにCleanup
もできるとか方法とか(もしかしたら最後の方にちょっとだけ)書かれているかもしれ
ません(そういうの見たような気がします)
そうでなくても再製せいに使えるものだと思ってます。

(無題) 削除/引用
No.2094-3 - 2008/10/14 (火) 09:05:21 - ちゃこ
おお様
ご回答ありがとうございます。
早速メーカーに相談のメールを送信しました。回答があれば、またご紹介したいと思います。

再度、皆様にご質問ですが、スピンカラムを用いたRNA精製キットが数多く出回っておりますが、RNA溶液をキット添付の溶解液で懸濁してアプライ、精製することは可能でしょうか。溶解液と結合量さえ間違わなければ、特に問題ないと思いますが。さすれば、共沈澱してしまう色素をwashできるかと考えております。アドバイスありましたらお願いします。

(無題) 削除/引用
No.2094-2 - 2008/10/11 (土) 07:10:49 - おお
http://catalog.takara-bio.co.jp/product/basic_info.asp?catcd=B1000354&subcatcd=B1000356&unitid=U100003441

うまく行くかどうか分かりませんが、陽イオンの界面活性剤がRNA精製におうようできます。
手元のサンプルをこのような方法で再精製するか、最初からこのような方法に切り替えるか
してみるのもてかもしれませんね。
関連情報のなかに、CTAB法という昔から使われている陽イオン界面活性剤を使う方法が示されています。

とにかく色素があると、定量しにくいのでちょっと困りますね。

RNAに絡まる色素について 削除/引用
No.2094-1 - 2008/10/10 (金) 17:59:49 - ちゃこ
いつも参考にさせていただいております。

数種のカビからRNAをIsogen、フェノクロ、エタチンを用いてRNAを調製していますが、黒い湿潤性色素をもつ胞子嚢を作るカビから抽出すると、どのステップでも色素が除去できず、RNAペレットが黒くなってしまいます。一応RT-PCRもかかるのですが、何分気持ちが悪いので精製度を上げたいのですが、このような色素を除去するための知恵を授けてはいただけませんでしょうか。

掲示板で話題のあった塩化リチウムも試したのですが、この種の色素には効果がありませんでした(除去に成功した色素をもつカビもあるのですが)。

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