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抗血清からIgGを精製する理由 トピック削除
No.2081-TOPIC - 2008/10/07 (火) 23:36:43 - antibo
基礎的なことかもしれませんが、是非教えて頂きたいと思い、書き込みしました。


遂に、念願の抗血清を獲得しました。
2ヶ月間、ウサギを飼育し、その間、計5回の免疫を行ないました(1 mgの抗原/回)。
その間の試験採血&抗体の力価チェックは行なっていません。


獲得した抗血清と免疫に用いた抗原を用いたオクタロニー法で、
獲得した抗血清の力価を調べたところ、かなり力価が低いという結果が出ました。

と言いますと、反応条件は、
抗原は100 μg/mlを15μl供し(1.5 μg)、
抗血清は、希釈倍率4,8,16,32,64,128倍と6パターン振り行ない、

くっきり沈降線が見えたのは、8倍希釈まででした。


そこで、この旨を教授に伝えたところ、IgG画分を精製するといいと言われました。

IgGは抗血清中に主成分で存在するものという認識をしていますが、
ここでお聞きしたいのですが、
抗血清中からIgGを精製すれば、力価が上昇するのですか?

IgGを精製するカラムは充実していますが、抗血清を獲得したらIgG画分を精製するのは常套手段なのでしょうか?


この分野は新天地ですので、
調べようにもうまく情報が見つからないのでお世話になりたいと思います。

些細なことでもいいので、教えてください。
お願いします。
 
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(無題) 解決済み 削除/引用
No.2081-6 - 2008/10/08 (水) 09:20:54 - antibo
皆さん、ありがとうございます。

たぶんさん
精製は一種の濃縮工程ですからね。
そういえば、教授がボソッと言っていたようなことを思い出しました。


TK-1さん
精製は、硫酸ナトリウムで粗分画後、Protein G HPを用いて行なう予定です。


APさん
おっしゃる通り、オクタロニー法だけでなく、ウエスタンにも使用します。
バックグラウンドの問題ですか、なるほど。

>もっとも私の経験では、ウサギ抗体はそこそこ力価が高くても、交差反応によるバックグラウンドがひどいので、抗原に対するアフィニティー精製は必須だと思っています。
貴重な体験談、ありがとうございます。

今のところ、抗原は精製品を使っていますが、今後、特異性を見たりするときにはクルードなものを使用していきます。
そういう流れなら、IgGを精製する意味はきちんとありそうですね。

(無題) 削除/引用
No.2081-5 - 2008/10/08 (水) 01:15:52 - AP
オクタロニーで高い力価になるようにするのが目的ではなくて、実際使うのはWesternであったりIHCであったりIPであったりだと思います。
それを考えれば精製は非常に意味があると思います。

力価の低い抗血清/抗体は高濃度で使わなければなりませんが、他のクラスのIg他、夾雑物が多いとバックグラウンドもあがってしまうので、濃い濃度では使えないということがあります。IgG分画にすれば、バックグラウンドを減らすことができます。

>IgGを精製するカラムは充実していますが、抗血清を獲得したらIgG画分を精製するのは常套手段なのでしょうか?

常套手段といっていいくらい珍しくない選択肢です。カラムを使うほか、硫安沈殿で分画する方法もあります。
もっとも私の経験では、ウサギ抗体はそこそこ力価が高くても、交差反応によるバックグラウンドがひどいので、抗原に対するアフィニティー精製は必須だと思っています。アフィニティー精製をしなければならないものなら、IgGの精製はしてもあまり意味がないわけでして。

http:// 削除/引用
No.2081-3 - 2008/10/08 (水) 00:50:06 - TK-1
affinity purificationをした方がいいんじゃないですか。

(無題) 削除/引用
No.2081-2 - 2008/10/08 (水) 00:11:09 - たぶん
精製して濃縮できるからでは?

抗血清からIgGを精製する理由 削除/引用
No.2081-1 - 2008/10/07 (火) 23:36:43 - antibo
基礎的なことかもしれませんが、是非教えて頂きたいと思い、書き込みしました。


遂に、念願の抗血清を獲得しました。
2ヶ月間、ウサギを飼育し、その間、計5回の免疫を行ないました(1 mgの抗原/回)。
その間の試験採血&抗体の力価チェックは行なっていません。


獲得した抗血清と免疫に用いた抗原を用いたオクタロニー法で、
獲得した抗血清の力価を調べたところ、かなり力価が低いという結果が出ました。

と言いますと、反応条件は、
抗原は100 μg/mlを15μl供し(1.5 μg)、
抗血清は、希釈倍率4,8,16,32,64,128倍と6パターン振り行ない、

くっきり沈降線が見えたのは、8倍希釈まででした。


そこで、この旨を教授に伝えたところ、IgG画分を精製するといいと言われました。

IgGは抗血清中に主成分で存在するものという認識をしていますが、
ここでお聞きしたいのですが、
抗血清中からIgGを精製すれば、力価が上昇するのですか?

IgGを精製するカラムは充実していますが、抗血清を獲得したらIgG画分を精製するのは常套手段なのでしょうか?


この分野は新天地ですので、
調べようにもうまく情報が見つからないのでお世話になりたいと思います。

些細なことでもいいので、教えてください。
お願いします。

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