核酸の長さの影響は10merくらいで飽和してそれ以上ではみんな同じでしょう。
Xmerのリン酸基が同時に担体から解離している確率は、リン酸基が担体から解離している確率(たとえば30%)のX乗で指数関数的に低くなるから、それを解離させるのは高濃度のイオンが必要です。
pHの効果も限定的でしょう。リン酸は強酸だから常に解離してるし、アニオン交換樹脂が弱塩基だとしても、ポリアニオンである核酸が対イオンだとpKa以上にpHを上げたとしても担体もつられてイオン化してるから(ジッパー効果)、解離することは無いし、そんなにpHを上げたら核酸がどうにかなってしまうでしょう。
リン酸基が外側を覆っていて親水的な二本鎖DNAより、一本鎖のRNAの方が疎水性相互作用で担体に吸着する危険は大きいでしょうけど、イオン強度でどうにかなるものではないですね。 |
|