この辺はすごく面白いところというか、まだ今後の展開がありそうなところのような気がします。もう数年前ぐらいまでしか転写は詳しくフォローしてませんが、転写因子やそれを含むPolIIの複合体はアセチラーゼ活性を持っていることから、転写の活性化のステップでヒストンを緩めるというステップが必要ではないかという考え方が定着し始めました。転写因子がクロマチンにアクセスして周りのヒストンを緩めるという感じですが、取っているデーターはアセチル化ヒストンが存在するところは、転写が活性化しているとか、転写因子があるところはヒストンがアセチル化されているというデーターなので、ダイナミクスを見るにはちょっと弱すぎるというのが印象です。
そうこうしているうちにクロマチンリモデリングをになうタンパクの複合体が何種類か取れてきてそのコンプレックスがクロマチンをアセチル化したりして、クロマチンの状態を制御していると考えられるようになってきました。
そう考えるとアセチル化もいろいろなステップがありそうで、転写因子のアクセスを制御している可能せいは大いにあると思います。
なんだか答えになっていないのですが、最近の状況を説明できる人が居ると良いのですが、、、 |
|