転写因子のノックダウンはやったことないので、一般的な範囲で答えると、
> (1)インキュベートの時間が短く転写因子Aがまだ残存している→72,96時間と延長してみる
ノックダウンによってmRNAが分解されるのが24−48hだと思うので、実際にタンパク質の減少のピークが見られるのは48−72h頃だと思います。タンパク質の半減期によっても変わります。まずは目的の遺伝子が最も減少が見られるかをタイムコースを振って決めたほうがよいです。2−5日ぐらいで。
> (2)siRNAに問題(オフターゲット効果の出方が異なる?)→siRNAを変えてみる(会社含め),しかし値段が張る
オフターゲットが気になる場合は、siRNA処理した細胞にWTの遺伝子を戻して、細胞のフェノタイプも戻るかどうか検討することで、そのフェノタイプが目的の遺伝子のノックダウンであることを確認することも出来ます。
> (3)AはBの転写調節に実は関与していない→あきらめる?
実験の結果がクリアーに関与していないことを証明したのであればそうすることになります。 |
|