>今回、初めて遺伝子に触れ出した研究室の者なので『そんな事も・・・』と言うような質問かもしれませんが、なにとぞご助力ください。
やりなれていない手技なら、他の人がルーティンにこなしていることでも、すんなり行かなくて当然だと思って、もう少し試行錯誤してみては。最初からなんのつまづきもないでさくさく入いってしまうと、原理や基本をろくに知らないでマニュアルどおり試薬をまぜればよしという科学者らしからぬ人間になってしまうかも。
PCRに関しては数々の教科書もあり、各メーカーも親切な資料を提供してくれています。少なくとも使用メーカーの資料くらいはよく読んで、パラメータのいじり方、tips、トラブルシューティングなど検討してみてください。
> プライマーは
> GAGCTCCAACTATACTACAATGCC
> や
> GGATCCTTCTTAGACGAAGATAGG
> 等を利用しました。
プライマーの設計を支援するソフトウェアがいろいろありますが、そういうの利用していますか? プライマーダイマーや二次構造の危険性を排除したり、PCRのシミュレーションで副産物ができる可能性を示してくれたりします。
末端の制限酵素認識配列がゲノム由来でないものを付加しているなら実質18 bpくらいのプライマーになりますが、ゲノムからのPCRだとちょっと短すぎるかな。私は、23 bp前後の相補配列プラス制限酵素サイトのtailにします。
老婆心ですが、PCR産物をクローニングするために末端に制限酵素サイトをデザインしているなら、端ぎりぎりにある認識サイトは切れません。使う制限酵素によりますが、一般的に端から3-6 bp程度の余裕が必要です。 |
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