>あるpolymeraseをコードする遺伝子をdominant negativeによって不活性にした際に、それによって制御されているであろうと思われるhomeobox gene(まだ論文には載ってないが)の動態を知りたい、
特定の遺伝子の転写を行うRNA polymerase IIのサブタイプがあるということでしょうか。そういう場合にどれだけ一般化できるのかわかりませんが、RNAPIIはよく調べられていて、どのサブユニット、ドメイン、アミノ酸残基がどういう機能に必要であるかということが詳しくわかっているはずですね(私はよく知りませんが)。dominant negative効果があるかどうかはわかりませんが、例えば伸長活性に必要なC末端ドメインや、リン酸化が起こるセリン残基をいじると活性を失うというようなことは実験的に行われているようです。
伸長活性はないけれど、initiation complexに結合するというようなmutant タンパク質を過剰に発現させれば、正常なPNAPIIを追い出して効果があるかもしれません。
まず、RNAPIIにmutationを導入して機能ドメインを解析しているような論文(これは山ほどある)から研究してみるといいのではないでしょうか。 |
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