界面活性剤やureaは蛋白質を可溶化する際に使いますから、蛋白質を沈殿させるときにこうしたものが高い濃度で含まれているのは都合が悪いのではないでしょうか。アセトンは4倍量しか入れてないので希釈後のこれらの最終濃度もそんなに下がっていないように思います。このバッファーでないと困るようならば、適当なbufferに透析してこうしたものを除いてからアセトン沈殿してもいいと思いますが、このとき大事な蛋白質が沈殿してロスしまうともともこうもないので注意が必要でしょう。アセトンをもっと10倍量以上とか入れて一晩フリーザーに置いてみるとかすればどうでしょうか。0.5M NaClが入っているので塩が沈殿するかもしれませんが, その場合は90%エタノールなどで何回か洗うとかすれば塩はあるていど除けるようにも思います。 |
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