TRAP染色は、パラフィンでも凍結切片でも可能です。
しかし、脱灰したとは言え、骨は硬組織ですので凍結切片で切るのは熟練が必要ですし、パラフィン切片のように骨髄が奇麗に残りにくいです。
破骨細胞は骨に接着している細胞なので、骨髄と一緒に剥がれおちことが良くあります。
できれば、パラフィンをお勧めします。また染色キットでも問題ありませんが、基質を溶かした溶液は、用事調整してください。
また、椎骨の解析をお考えのようですが、大腿骨など足の骨の方が、一次海綿骨から、2次海綿骨が良く分かるので解析が正確です。
どうしても椎骨で解析したいならL5を見てください。
さらに遺伝子改変マウスの骨解析では、破骨細胞だけでなく、骨芽細胞の状態を解析しないと、論文作成時にレビューアーから、質問されます。
骨組織は両細胞のバランスにより、骨量の維持をしていますから。 |
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