>PBSは、NaCl:145mMとNaH2PO4:10mMを超純水に溶かしpH 7.4に合わせ
これだと、何でpHを合わせたのかわかりませんが、NaClとNaH2PO4だけの組成だとすると、こういう組成のPBSは私は始めて見ました。(Na2HPO4であわせたのだとすると、こういう書き方はヘンです。)
syokuhinさんが培養実験に慣れているのかどうかわかりませんが、もう少し状況を詳しく書かれた方が良いと思います。
例えば、回収前の細胞の状態はどうでしたか?がっちり貼りついていたのか、結構浮いているものが多かったのか、変形しているものはいなかったか…増殖させすぎで細胞が弱っていたなら、この時点で何か異常がわかることがあるかもしれません。
使っているdishはコーティングしてありますか?それによって剥がれやすさが全然違いますから、dishあるいは剥がし方を変えることも考えられるかもしれません。
細胞によっては回収時の遠心が強すぎてダメージを受ける場合もあるでしょう。
トリパンブルーが蒸発して濃度がものすごく濃くなっているなんてことはないですか?
syokuhinさんのことではありませんが、培養に慣れていないと思わぬことを起こします。昔学生に教えていた頃、0.5mLのピペットで細胞懸濁液を取ってきて、トリパンブルーで染めてカウントする、というのをやらせたら、細胞が全部真っ青に染まっていてびっくりしました。何かと思ったら、ピペットを念入りに火炎滅菌しすぎて、吸い込んだ細胞が湯だって死んでしまったのでした。 |
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