有効濃度のNaN3とPOが共存しなければ失活の心配はいりません。
抗体とともに希釈されたNaN3で、さらに反応後に洗浄をしてからPOをあてがうのなら全く問題ないでしょう。
APはPOに比べると反応速度は遅いですが、トータルのターンオーバーはPOより一桁以上高いはずなので、感度が低いということはないはずです。
内在性の酵素は、どんな時でも完全に失活できるという方法がないので確かに問題です。
一応、レバミソール(levamisole)で活性を抑えることができるとされていますが、すべてのisozymeで有効というわけでもありません(たとえば標識に使われているCIAPには影響しないとされている)。
標識抗体なしで、あるいはレバミソール処理だけで発色反応をしてみて、どの程度染まるか確認して検討するといいでしょう。 |
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