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血統書付きの犬と雑種の病気になりやすさの違いって? トピック削除
No.1795-TOPIC - 2008/08/20 (水) 12:05:03 - 免疫素人
このフォーラムでは適切な質問ではないかもしれません。
もしそうであれば、削除いたします。

疑問を解消したく質問させていただきました。

血統書付きの犬や、実験に用いる純系のマウスではMHC遺伝子はホモ接合になっており、それぞれの遺伝子座にはたった一つの対立遺伝子しか存在しない。

雑種ではそのMHCは多重性を獲得しており、十分な種類のMHCが存在するため、それにより提示できるペプチドのレパトアが広がるため免疫応答能力は雑種の方が高い。。


この解釈であっていますでしょうか?
現在免疫研究を行っており、なぜ純系のネズミを好んで使うのか、またKOマウスをバッククロスしなければいけないのかを疑問に思い教科書でMHCを勉強していた次第です。

どうかご存知の方がおられましたら、ご指摘ください。

また、このフォーラムに沿わないトピックであれば削除いたします。
申し訳有りません。
 
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(無題) 削除/引用
No.1795-6 - 2008/08/20 (水) 22:44:58 - どぶじゃん
>なぜ純系のネズミを好んで使うのか、

基本的すぎて(?)言及し忘れましたが、
純系の系統は、基本的にどの個体を使ってもgenetic backgroundが一定です。
純系化されていない(つまり雑種の)系統は、個体ごとに、ゲノム全体でどの遺伝子座がどのアレルのホモ接合になっているか、あるいはヘテロ接合になっているかの組み合わせが無数にあり、おなじgenetic backgroundとはみなせません。

(無題) 削除/引用
No.1795-4 - 2008/08/20 (水) 22:23:05 - しちみ
なんか最初の疑問と質問の主題がずいぶん飛躍してる気がしますが。

マウスの免疫学が特定の系統を使うのは、他の系統を使っても他の研究者が追試することが困難で、そのことはみんな痛いほど知ってるのでやらないし、やってもそういうデータはいい雑誌には載らないからだそうです。
MHCも系統間差の原因のひとつでしょうけども、それだけではないようです。

バッククロスをしっかりやるのは、マウスに限らず変異体を扱う遺伝学実験の基本です。変異体の表現型に対する責任遺伝子を明確にするには遺伝学的にはバッククロスしかありませんから。

ノックアウトマウスの場合には別の事情もあって、129という系統のES細胞を使うことが技術的に容易だったのでこれが使われることが多かったけども、遺伝的な背景をそろえないと上と同じ状況になるからです。
バッククロスというよりもイントログレッションに近いかもしれません。
MHCだけを戻すわけではないです。

血統書つきの犬が一般に弱いのは、遺伝的な疾患が育種と同時に蓄積されてるからでしょう。
表現型が安定するまでブリーディングするのが系統作出であって、MHCをマーカーにして育種してるわけではなないです。

(無題) 削除/引用
No.1795-3 - 2008/08/20 (水) 21:45:04 - どぶじゃん
純系が弱いのは、ほとんどの遺伝子座がホモ接合になり、その中には生存力に不利になる劣性アレルが少なくないからでしょう。
血統書付きのペットでは、生まれつき耳が聞こえないとか、オッドアイだとか、遺伝的な異常が良く出る品種があったりするそうですが、同じことですね。
人で三親等以内の近親婚が禁じられている理由も根本的に一緒です。

純系よりも雑種が丈夫だというのは、べつにネズミを含めほ乳類に限ったことではなく、古くからいろいろな生物の遺伝学、育種学で雑種強勢(heterosis, hybrid vigor)として知られていることです。
MHCのheterozygousityも関係ないとは言い切れませんが、ヘテロ接合とホモ接合で多様性は倍しか違わないわけですし、それで特別に不利になるとは考えられません。考えすぎではないでしょうか。

KOや突然変異生物をバッククロスしてcongenic化するのは、実験区と対照区で何か違いが見つかった場合、本当につぶした遺伝子のせいか、もともと系統間にあったgenetic backbroundのバリエーションによるのか、分からなくなるからです。

血統書付きの犬と雑種の病気になりやすさの違いって? 削除/引用
No.1795-1 - 2008/08/20 (水) 12:05:03 - 免疫素人
このフォーラムでは適切な質問ではないかもしれません。
もしそうであれば、削除いたします。

疑問を解消したく質問させていただきました。

血統書付きの犬や、実験に用いる純系のマウスではMHC遺伝子はホモ接合になっており、それぞれの遺伝子座にはたった一つの対立遺伝子しか存在しない。

雑種ではそのMHCは多重性を獲得しており、十分な種類のMHCが存在するため、それにより提示できるペプチドのレパトアが広がるため免疫応答能力は雑種の方が高い。。


この解釈であっていますでしょうか?
現在免疫研究を行っており、なぜ純系のネズミを好んで使うのか、またKOマウスをバッククロスしなければいけないのかを疑問に思い教科書でMHCを勉強していた次第です。

どうかご存知の方がおられましたら、ご指摘ください。

また、このフォーラムに沿わないトピックであれば削除いたします。
申し訳有りません。

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