私が使っていたHeLa-S3株ではペニシリンキャップ法でできていました。
ただ、HeLaは亜株がたくさんあるので、薄播きに弱く、限界希釈に耐えられない株がある可能性があるので、
予備実験でできるかどうかを確認しておいたほうがいいと思います。
たとえば、私が使っていたHL60は、薄播きに弱く、限界希釈をして、
顕微鏡で細胞が入っているのを確認していて、
その後薬剤を入れていなくても増えてきませんでした。
また、細胞密度が低いときには、
セレクション用の薬剤の濃度を減らさないと増えてこない場合があります。
ペニシリンキャップ法であれば、
複数のシャーレに薄播きでたくさんのシャーレに撒くでしょうから、
(HeLaでは10^4~5cells / 10cm dish位にしていました)
その際に、薬剤の濃度を振っておいてもいいかもしれません。
(生えてきた中で、一番薬剤の濃度の高いdishから回収する) |
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