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血中エストロゲンの測定について トピック削除
No.1779-TOPIC - 2008/08/18 (月) 17:44:08 - so.
ラットの性差に関する実験を行っています。
オス、メス、卵巣摘出のメスから血液サンプルを採取し、Cayman社のEIAキットを用いてestradiolの濃度を測定することになりました。

基本的にはキットのマニュアルに従って操作を行い、検量線は描けたのですが、肝心のサンプル間での差が全くでないという結果になってしまいました。
いくつか同様の手法を用いている文献をあたってみましたが、今回得られた濃度は、どうやら不自然な高めの数値のようでした。

ELISAの実験が初めてで近くに経験者もいないため、どこで不具合が生じているのか判断できずにいます。
検量線の頭?がやや低くなってしまうこと、ブランクの数値が高めにでてしまうこと、もしくはそもそもサンプルが原因ということもあるかもしれませんが。。

ポイントを抑えてない投稿かとは思いますが、アドバイス等ありましたらよろしくお願いいたします。
 
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(無題) 削除/引用
No.1779-12 - 2009/08/14 (金) 09:41:59 - パフ
教えて下さい。
ヒトでは性周期で血中エストロゲンのピークが排卵前後で2度ありますが、やはりラットでもそうでしょうか?また、血中プロゲステロンのピークはヒトでは排卵後に1度ありますが、ラットではどうでしょうか?以前、ラットではプロゲステロンのピークがヒトと違い2度あるような事を聞いたような気がするんですが??もし、そうなら何故でしょうか?また、エストロゲンやプロゲステロンの血中濃度はヒトとラットでかなり違うのでしょうか?ちなみにヒトの血中エストロゲン濃度は個人差がありますが、排卵前で200-400pg/ml、プロゲステロン濃度は排卵後1週間程度で10-20ng/ml程度と思われます。

(無題) 削除/引用
No.1779-11 - 2008/08/26 (火) 19:33:08 - so.
> あああ 様。

性周期についてのデータ、ありがとうございます。
他の論文でも、採血のタイミングは実験の後に〜程度しか書かれていないことがほとんどで、同じラット種でも論文によって数値が違ったりするのを不思議に思っていたところでした。
そのあたりを厳密に突き詰めるなら、時間なども考慮する必要があったのですね。

また、今回用いているKitにコントロール血清のようなものは含まれていなかったと思います。(スタンダードのことではないですよね?)
確かに、基準となるようなものがあれば、実際の数値と比較できてよかったのですが。
今のところ、エストロゲンの数値に関しては保留になってしまいました。

>  ある現象にエストロジェンが関与しているかどうか?を見るのでしたら、やはりOVX+E2の実験は必須かと思います。

OVX処置も業者に委託しているので、現段階ではちょっと難しいですが、OVX+E2については私も結果が気になる点ではあります。

いろいろ貴重な意見をありがとうございました。よい論文が書けるようがんばります。

(無題) 削除/引用
No.1779-10 - 2008/08/23 (土) 09:02:02 - あああ
http://www.isc.meiji.ac.jp/~kasuitai/Kato/Gene%20Regulation/regula14.jpg

 性周期を考慮しないで採血を行ったのであれば、雄と雌とでエストロジェン濃度に変化がなくてもおかしくはないと思います。

 ただ、全体的にサンプルの濃度が高めに出ているということでしたので、室温が関係しているかな?と思った次第です。
(先に申しましたように、ラットの種類によってホルモン濃度が違うようですので、使用されているラットのホルモン濃度について、動物を購入している会社に問い合わせるか、同じラットを使用している文献をあたるとよいかもしれません。)
 
 すでに行っているかもしれませんが、測定キットにコントロール血清が添付されているのではないかと思うので、それも測定されていると思うのですが、コントロール血清の基準値(添付書類に記載、もしくは取り寄せる場合も)と今回の測定値を比べて本当に高めに出ているのか?を検討してみてください。

 ある現象にエストロジェンが関与しているかどうか?を見るのでしたら、やはりOVX+E2の実験は必須かと思います。

 頑張ってください。
またお役にたてることがあれば、私の知っていることはできる限りお知らせしたいと思います。

(無題) 削除/引用
No.1779-9 - 2008/08/22 (金) 15:34:26 - so.
>あああ さま。

卵巣摘除+エストロジェン投与については、考慮すべきだと思ったのですが、nana様同様、金銭的な面と手法についての勉強不足から今回は外していました。
室温についても、プレート間での誤差ではなく、同じプレート中でのサンプル間に差がでないのは、影響はないですよね。さすがにOVXは別としてもオスとメスのサンプル間に差がないのは何か間違ったとしか思えませんでした。。

私の実験ではオスメスである現象に明らかな違いがでたところから始まって、おそらくエストロゲンが関係してるだろう、程度の軽い考えでのEIA測定でした。そこで躓いてしまって、ディスカッションどころではなくなってしまいました。。
何とかエストロゲンの関与を示す決定的なデータが得られたらなと考えているところです。

貴重なアドバイス等ありがとうございました。もう少ししっかりと勉強したいと思います。

ステロイド 削除/引用
No.1779-8 - 2008/08/21 (木) 00:25:10 - あああ
 ステロイドペレットは、私は実際に作ったことがないのですが、同じラボの先輩が作っていたのを見たことがあります。
そんなにむずかしくなかったような・・・・。
おそらく昔の論文に、作り方が書いてあったかと思うのですが、今手元になく、どの論文だったか示すことができません。
 ステロイドチューブは、市販のシリコンチューブ(太さは内径3mm、外形4mmほどで、国産のものの方が浸み出やすかったですね)を適当な長さに切って(ラットの大きさやステロイドの種類によって長さを変えています。8-10週齢のラットでエストロジェンの場合15mm、テストステロンなら25mmとか)、目的の濃度になるようにコレルテロール(薄い濃度の物を作る時には、ゴマ油に溶かしたものを作ることもあります)とよく混ぜて(粒子の大きさが違うので、すり鉢でよく混ぜて)チューブに詰めます。
 チューブの両端は、シリコンの糊(お風呂場とか水周り用のものでOK)で止めます。
止めるのにも詰め方にも、コツがあるのですが、それほど難しくありません。
出来上がったら1週間ほど生理食塩水につけてチューブにステロイドが浸み出てくるのを待ちます。
一度作ると1年以上繰り返し使えます。

ラットの種類(ウィスターやSDなど)や大きさによって長さや濃度を変えるので、実験に使用するラットにより、正常ラットの数値と、チューブを入れた場合の濃度を一度測定しておく必要があるかと思います。

(無題) 削除/引用
No.1779-7 - 2008/08/20 (水) 17:01:47 - nana
当方ホルモン研究を始めたての初心者です。
正に血中ホルモン量の測定を行っているため
今回のトピック、興味深く拝見させて頂いております。


便乗質問となってしまい大変申し訳ないのですが、

>あああ 様

>エストロジェン投与(カプセルやチューブで皮下に投与しておくと、エストロジェンの高い状態が維持できます)
というお話はよく耳にするのですが、ステロイドペレットは買うとかなり高価で現実問題として使えそうにありません。
そうかといってチューブを用いた方法はあまりイメージできず悩んでおります。
過去トピックに自作可能とあったのですが、詳しい作製方法が記載されている文献やHPはありますでしょうか?
もし無ければ教える事の出来る範囲内で教えて頂く事は可能でしょうか?

(無題) 削除/引用
No.1779-6 - 2008/08/20 (水) 08:58:00 - あああ
  性差を研究されているなら、ラットの性周期とホルモンの関係は重要なので、そのあたりをもう少し勉強された方が良いかと思います。
 卵巣摘除後のラットは、約2週間で卵巣からのホルモンの影響がなくなります。何のために、どのような実験のためにエストロジェン濃度をお調べなのか分かりませんが、何かの現象が、エストロジェンの影響を受けていると考えておられるのであれば、卵巣摘除ラットのほかに、卵巣摘除+エストロジェン投与(カプセルやチューブで皮下に投与しておくと、エストロジェンの高い状態が維持できます)群をもうけると、その現象が、エストロジェン単独の影響かどうかが分かるのではないでしょうか?
 
EIAは室温の影響も受けるのでは?
エアコンの利きはいかがでしょうか?
プレートごとに毎回同じコントロール血清(あらかじめ、エストロジェン濃度が高い物、中ぐらいの物、低い物と3種類作っておくのが良いでしょう)を入れて測定すれば、プレートごとの誤差をある程度補正できるかと思いますが。

(無題) 削除/引用
No.1779-5 - 2008/08/19 (火) 14:15:37 - so.
返答ありがとうございます。

> himeyuri さま。

> 例えばラットの種類や週齢が適切かどうか、N数は確保できているか。
ラットの種類、週齢については他の研究者の論文を参考にしました。
N数については、各サンプルともに8-10くらいを用意しています。
なにぶんEIAの手順を経験したことがないため、手技を疑ってしまいました。


>あああ さま。

> 卵巣摘除をしていないメスは、どの周期の物をお使いですか?
週齢は、10週で卵巣摘出後、約5〜6週安静期間を設けたものと合わせ、16週齢前後のものを用いました。
いまさらながら、週齢にのみこだわって、性周期という観点を全く考慮していませんでした。。また時間帯によって濃度がかわってくるということも知りませんでした。不勉強ですみません。。

> 卵巣のある正常メスラットの場合だと、発情前期の昼に80pg/mlくらい
今回行った結果では50pg/ml前後だったのですが、OVX群、オス群ともに40-50pg/mlの数値になってしまったため、これは明らかにどこか手法的なミスがあったと思うのですが。。

ちなみに 削除/引用
No.1779-4 - 2008/08/19 (火) 10:09:57 - あああ
卵巣のある正常メスラットの場合だと、発情前期の昼に80pg/mlくらいになりますが、ラットの種類によってもホルモン濃度はかなり違いますので、そのあたりもご検討してはいかがでしょうか?
 (Wistar Imamichi よりも Wistarの方が、性ホルモン濃度は断然高いようです。)

ご存知かとは思いますが。 削除/引用
No.1779-3 - 2008/08/19 (火) 10:05:25 - あああ
卵巣摘除をしていないメスは、どの周期の物をお使いですか?
メスの場合、性周期があるので、発情前期のものならエストロジェンは高くなりますし、発情期後半から非発情1日目くらいまでは非常に低くなります。
発情前期においても、朝、昼、夜と、採血する時間によってかなり濃度が違いますので、採血時間も大切です。
オスと卵巣摘除メスはほぼ同じで良いのではないでしょうか。

また、この場合のシャム手術は必要ないと思いますよ。

(無題) 削除/引用
No.1779-2 - 2008/08/18 (月) 18:53:00 - himeyuri
EIAの実験手技を疑っているようですが、他に原因はないでしょうか。
例えばラットの種類や週齢が適切かどうか、N数は確保できているか。
シャム手術群はないようなので、実験系自体に問題があるようにも思えます。

EIAだけを見て、その結果が妥当であれば、エストラジオールを性差の指標にするのは不適切と判断します。

血中エストロゲンの測定について 削除/引用
No.1779-1 - 2008/08/18 (月) 17:44:08 - so.
ラットの性差に関する実験を行っています。
オス、メス、卵巣摘出のメスから血液サンプルを採取し、Cayman社のEIAキットを用いてestradiolの濃度を測定することになりました。

基本的にはキットのマニュアルに従って操作を行い、検量線は描けたのですが、肝心のサンプル間での差が全くでないという結果になってしまいました。
いくつか同様の手法を用いている文献をあたってみましたが、今回得られた濃度は、どうやら不自然な高めの数値のようでした。

ELISAの実験が初めてで近くに経験者もいないため、どこで不具合が生じているのか判断できずにいます。
検量線の頭?がやや低くなってしまうこと、ブランクの数値が高めにでてしまうこと、もしくはそもそもサンプルが原因ということもあるかもしれませんが。。

ポイントを抑えてない投稿かとは思いますが、アドバイス等ありましたらよろしくお願いいたします。

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