ProteoTuner Systemと呼ばれるクロンテックの製品ですが、FKBPの融合蛋白質はプロテアソームで分解を受け、FKBPに結合するShield-1を加えると、分解されないため、転写レベルでなく翻訳後の発現制御が出来ます。この系を試すため、FKBPをクローニングし、V2A(壊れやすくする)とF36V(Shield-1が結合するために必須)の変異を入れて発現ベクターを構築しました。融合蛋白質はGFPです。レトロウイルスベクターに入れてJurkatに導入後、Stable Transfectantを得ました。宣伝通りであれば、Shield-1を入れない限り、細胞はほとんど光らないはずですが、実際はShield-1を入れなくても結構光っちゃいました。確かにShield-1を加えると強く光るようになりますが、Shield-1を加えない状態で完全に発現が阻害されることは無いようです。V2A以外にL106Pの変異に変えようと思いますが、どなたか経験された方はいませんか? |
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