PMA+Ionomycin刺激の機序ですが
PMAはdiacylglycerolの代わりとしてprotein kinase Cを活性化し
Ionomycinは細胞内カルシウム濃度を上昇させます。
以上のことはT cell receptorを刺激した際に起きることであるため
PMA+Ionomycin刺激はT cell receptor刺激の代わりとして用います。
通常、抗体でT cell receptorを刺激した場合より遥かに強い効果をもたらし、サイトカインの発現などが顕著に見られます。
自分の場合
PMA 50ng/ml + ionomycin 1 uM
で行っています。サイトカイン発現は6時間で検出できます。
注)カルシウムイオノファにはionomycin以外にA23187がありますが後者では細胞毒性が強いようでうまくT細胞を活性化することはできませんでした。
参考までに。 |
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