いつもお世話になっております。
二本鎖DNAの一本鎖化については
例えばDIGプローブ作製法などでよく話題にのぼっていますが、
当方、特殊な用途でこれを用いたく、トピを立て皆様にご意見を伺いたい所存です。
我々は、ある微生物の形質転換(プロトプラスト融合法)作業において、
導入したいDNAが制限系ヌクレアーゼに分解されてしまうのを防ぐ目的で、
DNA一本鎖化処理をしております。
処理操作の内容は直鎖状DNAでも環状DNAでも同様で、
・1 M NaOH を用い、終濃度 0.1 M になるよう
DNAサンプルに加えアルカリ化。
・37˚C, 10 分インキュベート。
・1 M HCl にて中和。
というシンプルなものです。
ここで・・・
1. この方法ではそもそもDNAへのダメージが大きすぎるのではないか。
2. 煮沸→急冷、の方が分解ダメージが少なく、かつ簡便ではないだろうか。
3. アルカリにしろ煮沸にしろ、環状DNAにも効果はあるのだろうか。
4. 他に効果的な一本鎖化の方法はないだろうか。
といった疑問が生じました。
どなたか他の用途でも、アルカリ処理と煮沸処理とで
一本鎖化効率や分解ダメージ等の比較を行ったことのある方がいらっしゃれば
上記疑問の回答やアドバイス等をお願いしたいです。
やや漠然としていて恐縮ですが、よろしくお願いします。 |
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