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lipid raftってほんとに細胞持ってるの? トピック削除
No.1565-TOPIC - 2008/07/15 (火) 15:27:18 - masataka
2006年の5月号の実験医学内で出てくるlipid raftの定義では、raftとは1% Triton X-100, 30 min, on iceでも可溶化しない膜画分とされています。

しかし、最近ではTriton以外のdetergentを使ってraftとしてる人もいます。

僕がずっと思って来ている事、それはほんとに細胞はraftを持ってるのかと言う事。

生化学的に超遠心で分画化したとき、不溶性画分を含むfraction内にはraftマーカーと呼ばれる分子の多くが存在しているのは分かります。

ただそういった不溶性画分がin vivoの細胞膜上にほんとにあるのかってことにものすごーく、懐疑的です。
 
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No.1565-6 - 2008/07/15 (火) 23:50:05 - kkk
http://www.med.nagoya-u.ac.jp/cel-bio/research.htm
このサイトが参考になりますよ。もしご存じでなければ。
凍結サンプルを電顕で観察しているようです。
Triton不溶性画分はラフトではないそうですね。

(無題) 削除/引用
No.1565-5 - 2008/07/15 (火) 16:48:19 - 樺太
ラフトが実在するかどうかというのは未だ決着が付いていない、ただし特にユニークな疑問とも言い難い昔からの問題です。今年のBMBのシンポジウムのプログラムにも次のようにあります。

2S21
12月10日(水)8:30-11:30
第21会場(神戸国際会議場4階、401+402)
膜ドメイン研究の新展開
オーガナイザー:藤本 豊士(名古屋大学)・小林 俊秀(理化学研究所)
脂質を基盤として膜ドメインができるというラフト仮説は生物学に大きなインパクトをもたらした.脂質だけでできるドメインが本当に生体膜にあるのかという根本的な疑問を含め,膜ドメインの実態に関する論争はまだ継続中だが,もはや誰も脂質の関与を考えずに種々の現象を説明できると思わなくなったことは確かだろう.このような状況を踏まえて,膜ドメインをどう解析し,どう理解していけばよいのだろうか.膜ドメイン研究では用いる研究方法が非常に重要であり,その違いによってラフト仮説に対する見方が大きく変わる.このセッションではいろいろな方法を用いて膜ドメインそのものを研究する,あるいは膜ドメインに関わる現象を解析する研究者にご講演をお願いした.「ラフト仮説以降」の膜ドメインをどう捉えるかについて何らかの展望が開けることを期待したい.

http://www.aeplan.co.jp/bmb2008/program/symposium.html

(無題) 削除/引用
No.1565-4 - 2008/07/15 (火) 16:31:52 - masataka
コメントありがとうございます。

うーんとさん

>膜が均一ではなくダイナミックなものというのは確かなようですよ。

それは納得できます。
カベオラは実際に電顕で見えますがraftってほんとに細胞にあるのかなあと思ってます。
均一ではないのは納得できるのですが。

>amiさん
>Freeze Fractureだったかなにかで電顕で見えたと思いますが

ほんとですかあ!!?
もし可能であればsourseを教えて下さいませんでしょうか!!

お願い致します。

(無題) 削除/引用
No.1565-3 - 2008/07/15 (火) 16:21:28 - ami
Freeze Fractureだったかなにかで電顕で見えたと思いますが・・・

(無題) 削除/引用
No.1565-2 - 2008/07/15 (火) 15:42:08 - う〜んと
「raft」の定義とか実態については議論のあるところだと思いますが、膜が均一ではなくダイナミックなものというのは確かなようですよ。

http://www.jst.go.jp/erato/project/kmn_P/kmn_P-j.html

トライトン不溶画分として抽出されるもの自体はアーティフィシャルであっても、生体の何らかの反映であると考えてもよいのではないでしょうか?

lipid raftってほんとに細胞持ってるの? 削除/引用
No.1565-1 - 2008/07/15 (火) 15:27:18 - masataka
2006年の5月号の実験医学内で出てくるlipid raftの定義では、raftとは1% Triton X-100, 30 min, on iceでも可溶化しない膜画分とされています。

しかし、最近ではTriton以外のdetergentを使ってraftとしてる人もいます。

僕がずっと思って来ている事、それはほんとに細胞はraftを持ってるのかと言う事。

生化学的に超遠心で分画化したとき、不溶性画分を含むfraction内にはraftマーカーと呼ばれる分子の多くが存在しているのは分かります。

ただそういった不溶性画分がin vivoの細胞膜上にほんとにあるのかってことにものすごーく、懐疑的です。

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